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テニス「ジャパンオープン」変則日程の裏側…通常の日曜決勝から火曜決勝に

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月28日 9時26分

テニス「ジャパンオープン」変則日程の裏側…通常の日曜決勝から火曜決勝に

錦織圭(C)共同通信社

【スポーツ時々放談】

 テニスの男子国別対抗戦デビスカップ(デ杯)で、錦織人気の健在は再確認された。

 現在、世界ランク200位。それでもデ杯のコロンビア戦の初日は入場者数8780人、2日間ともチケット完売の賑わいだった。

 ファンの気持ちも分かる。かつて世界4位まで駆け上がったエースはケガが続き、国内ファンの前でプレーするのは2018年のジャパンオープン以来(五輪は無観客)。その時の会場は東京・武蔵野の森総合スポーツプラザだったから、有明は16年以来で実に8年ぶり、その時にしても2回戦途中棄権だった。

「国内の緊張感の中でプレーする喜びを味わいたかった」

 5月の全仏で復帰し、ウィンブルドン~五輪で往年の技巧を手繰り寄せ、8月のモントリオール1000で世界11位のチチパスを倒したあたりから攻めの感覚が戻ったという。

「(直前の)イタリア下部大会の結果はさほど良くなかったですが(2大会4勝)、内容は良かったと思う。アップダウンは多分にメンタルで、そこをクリアすればテニスの調子はかなりいいですね。期待値が高い分の葛藤はありますが、いい流れです」

 メンタルは強い。国内の気分高揚で波に乗り来季へ結びつけたいところだろう。カギになるのが、いま開催中の「木下グループジャパンオープン」だ。

 全米準優勝のフリッツを筆頭に、8強入りした3人、ジョコビッチを倒したポピリン、人気者チチパスら若手強豪がそろい、その“変則日程”が気になる。

 通常は日曜日決勝のところ、今回は水曜開幕の火曜決勝。この変則はアジアシリーズも同じで、西岡良仁がこんな話をしていた。

「フェデラー、ナダル、ジョコビッチの3強時代が終わり、長身選手のパワー主体の実力伯仲時代へと移った印象がある」

 最終日の決勝1試合で客を呼ぶ時代から、週末に準決勝2試合、または準々決勝4試合を見せる多様な時代への移行という見方も可能だろう。

 錦織はデ杯の試合後、ポツリと気になることを言った。

「このコートは遅くて、めちゃめちゃ弾むわけではないので」

 ン? 有明はナダルが世界一速いと眉をひそめたコートではなかったか。久々のエース登場にあたりコートを塗り替えた?

(武田薫/スポーツライター)

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