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荒川静香や高橋大輔ら“自力で”稼がざるを得ない裏事情…フィギュア「推し活」サイト共同運営

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月28日 9時26分

荒川静香や高橋大輔ら“自力で”稼がざるを得ない裏事情…フィギュア「推し活」サイト共同運営

高橋大輔(C)日刊ゲンダイ

 黄金期は終わった。

 フィギュアスケーター10名が会員制ファンコミュニティーをオープン、共同で運営するという。メンバーはトリノ五輪金メダリストの荒川静香(42)、バンクーバー五輪銅の高橋大輔(38)をはじめ、村元哉中(31)、田中刑事(29)といった元五輪代表が名を連ねている。

 これはフィギュアファンの「推し活」を後押しするサービスで、チケットの先行予約特典のほか、練習映像やアイスショーの裏側を限定公開したり、ファンミーティングに参加できたりというもの。注目すべきは、メンバーの中に友野一希(26)、青木祐奈(22)、上薗恋奈(14)ら現役選手が5名含まれていることだ。

「本来、フィギュアスケートの現役選手はアマチュア扱いでスケート連盟の管理下にある。オフシーズンでもメディアやイベントに出ることは他のスポーツ団体に比べて少なく、特にこういった『推し活』の類にお堅いフィギュア関係者は消極的。大阪の泉佐野市がふるさと納税の返礼品としてファンミーティングを開催したことはありましたが、大々的にファンと触れ合う機会は少なかった。それが“プレミア感”を生み出していた側面もあります。

 特に浅田真央や羽生結弦が現役だった頃は注目度も人気も桁違いで、一部の熱狂的なファンから神格化されていた。今はそんな存在もなくなり、選手は『手の届かないスーパースター』から『身近なアイドル』へと変わらざるを得なかったのかもしれません」(スケート関係者)

 スケート連盟にとってフィギュアは稼ぎ頭。それでも2023年度は4億5800万円の大赤字を出した。20年から赤字が続くスケート連盟は今、組織の存続で精一杯。選手をサポートしている余裕などないのか。それとも、連盟は頼りにならない、ならば自力で稼がなければという選手たちの危機感の表れか。いずれにしろ、スケーターたちの「自営」は加速しそうだ。

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