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MLBがソロバン弾く大谷「50-50」の熱狂 vsヤンキース「北米大陸横断シリーズ」は黄金カード

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月28日 9時26分

MLBがソロバン弾く大谷「50-50」の熱狂 vsヤンキース「北米大陸横断シリーズ」は黄金カード

大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

 大谷翔平(30)のドジャースが日本時間27日、2位パドレスを下し、3年連続22回目のナ・リーグ西地区優勝を決めた。

 決勝打を放ったのは大谷だった。2-2の五回1死一、二塁で右前適時打を放って逆転。八回には4番手で登板した松井裕樹(28)から左翼への二塁打で猛打賞とし、メジャー史上19人目のシーズン400塁打を達成した。

 渡米7年目にして熱望していたシャンパンファイトを経験した大谷は「最高でしたね。まだ何回もできるように、今シーズンもまだまだあるので頑張りたい」と、初のポストシーズンを見据えた。

 メジャー史上初の「50ー50」(50本塁打、50盗塁)を達成した大谷とドジャースへの注目度は最大級。勝てば地区優勝が決まるこの日の本拠地最終戦での観客動員数は5万2443人で、今季20度目の完売。総観客動員数は394万1241人となり、19年の397万4039人に次ぐ球団史上2位を記録した。ポストシーズンでの集客はもちろん、ド軍が勝ち進めば進むほど、入場者数、テレビ、インターネットの視聴者数に加え、グッズの売り上げも大幅に伸びそうだ。

 MLBはポストシーズンの放映権を米3大ネットワークのFОⅩ、スポーツ専門局ESPNなどと複数年契約を結んでいる。ポストシーズンのドジャース戦が高視聴率をマークしても、即座に放映権料が高騰するわけではないが、各球場での大谷関連グッズの売り上げ増は確実だ。

 大谷はMLBにとって多額のグッズ収入をもたらすドル箱選手。ユニフォームだけでも昨季のエンゼルス時代から2年連続で売り上げ1位を記録している。「50ー50」Tシャツは飛ぶように売れており、記念カードはたった1日で65万枚、約11億円を売り上げた。

 折しも、この日はドジャースとともに全米で人気を二分するヤンキースが、アーロン・ジャッジの5戦連続58号2ランを含む計3本塁打で2位オリオールズに大勝し、2年ぶり21度目のア・リーグ東地区の頂点に立った。メジャー駆使の人気球団が揃ってポストシーズン進出を決めた以上、目ざといMLBが指をくわえて見ているはずがない。

 両軍がワールドシリーズに進出すれば、81年以来43年ぶりの大一番となる。ドジャースが5度目の世界一を達成した同年のワールドシリーズは「北米横断シリーズ」として注目を浴び、6戦合計33万8081人(1試合平均5万6347人)を集め、総視聴者数4137万人は史上3番目(当時)を記録した。今年6月9日の両軍によるインターリーグ(ニューヨーク)は、平均291万世帯が視聴し、22年9月以降のレギュラーシーズンでは最多だった。

 ジャッジ、大谷の本塁打王対決はもちろん、東西名門球団による頂上決戦の実現を期待しているのは、ファンだけではない。

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