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食後に猛烈な眠気に襲われる…朝食で豆腐や肉をたっぷり食べたい

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月28日 9時26分

「調査では、40グラムの高タンパク質朝食の方が空腹感も抑えられることが明らかになりました。また、10グラムのタンパク質朝食と高タンパク質朝食とでは高タンパク質朝食のほうが就寝時間が早く、睡眠時間が長くなる傾向がありました。実験期間が4日間と短期だったため統計的有意差を確認できませんでしたが、『タンパク質を豊富に含む食事は睡眠時間を延長する』という論文も発表されていますので、その面でも高タンパク質朝食には意味があると考えています」

 今回は健康な女子大生が被験者だったが、栄養指導でも同様の経験があったことから、中高年の男性でも期待できると古谷准教授は言う。

「最初に取った食事(ファーストミール)の効果は、次の食事(セカンドミール)後の血糖値に影響するという考え方を『セカンドミール効果』と言います。トロント大学のジェンキンス博士が発表したもので、これは1食の食事を見直すことで、それまで不安定になっていた血糖値を安定化させる変化が期待できるという考え方です。私は、この考え方を糖尿病やその予備群の方々の食事に取り入れることが必要ではないか、と考えています」

 隠れ糖尿病は通常の会社の健診ではわかりにくい。しかし、食事をした後に猛烈な眠気に襲われる、という人はその可能性が高い。心当たりのある人は医療機関で糖尿病の検査を受けつつ、朝食にタンパク質が豊富な豆腐や肉類を積極的に取るのもいいかもしれない。

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