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歴代NHK朝ドラ「食」のあるある 最初に食の道を究めたのは77年「風見鶏」(桧山珠美)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月29日 9時26分

歴代NHK朝ドラ「食」のあるある 最初に食の道を究めたのは77年「風見鶏」(桧山珠美)

橋本環奈(C)日刊ゲンダイ

【桧山珠美 あれもこれも言わせて】

 今週で「虎に翼」が終了、30日からは橋本環奈がヒロインを演じる「おむすび」が始まる。今やNHK最大の人気コンテンツ「朝ドラ」。だからか、NHKはこのタイミングで、さまざまな番組に隙あらば「朝ドラ」ネタをぶっこんでくる。

 例えば先週の「うたコン」は「“朝ドラ”ゆかりの名曲」と題し、「カムカムエヴリバディ」の主題歌「アルデバラン」をAIが歌ったり、宇多田ヒカルが歌う「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」をDISH//がカバーしたり。DISHのボーカル北村匠海は来春スタートの「あんぱん」のやなせたかし(役名は柳井嵩)を演じる。

 さらに、この日は「おむすび」でヒロインの祖父を演じる松平健も登場し、「マツケンサンバⅡ」をごきげんで熱唱していた。

過去の朝ドラの「食」の名場面を

 23日には「おいしいトコどり! 朝ドラ名場面スペシャル」と題した番組を放送。「おむすび」の放送開始を前に過去の朝ドラの「食」の名場面をゲストとともに見る。「ひよっこ」の集団就職で東京に出てきたヒロイン(有村架純)が初任給でビーフコロッケを食べるシーンや、「なつぞら」で戦争孤児のヒロイン(広瀬すず)が北海道の牧場に引き取られ、酪農の仕事を手伝い、自分が世話をして乳を搾った牛のミルクから作ったアイスクリームを食べるシーンなどを振り返った。

 番組によれば、朝ドラの主人公が最初に食の道を究めたのは1977年「風見鶏」。ドイツ人と結婚したヒロイン(新井春美=現・晴み)が神戸でドイツパンの店を開く話だった。

 他にも「まれ」の土屋太鳳と「てっぱん」の瀧本美織がそれぞれ別撮りで思い出の名場面や、当時の撮影秘話を語るVTRがあり、それ以外では「あの人が朝ドラに」と吉永小百合や和田アキ子の出演場面を見せたり途中から食が関係なくなっている。「はて?」

出演者と作品は別物ではないか

 そもそも食の朝ドラと言われて誰もが思い出す「ごちそうさん」を取り上げなかった。ヒロインを演じた杏と夫役の東出昌大が結ばれた作品だが、2人は後に離婚。それが影響しているのだろうか。これぞ「食」を代表する朝ドラなのに。

「まれ」も長らく再放送されないのはヒロインの友人役にスキャンダルの高畑裕太や清水富美加がいるからといわれているが、今回も彼らのシーンは出てこなかった。

 現在「坂の上の雲」が再放送されているが、正岡子規役は香川照之。こうして再放送がかなったということは香川解禁の印ということか。

 出演者と作品は別物だと思う。不祥事を起こした出演者のせいで作品がお蔵入りするなどナンセンス。他の出演者にも迷惑がかかるし、視聴者も作品を楽しむ機会を奪われる。こんなアホな話はない。

(桧山珠美/コラムニスト)

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