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リアルアキバボーイズのけいたんさん 肺炎で「シワだらけで息が吸えない肺に…」退院後も危機感を

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月30日 9時26分

 同時進行で筋トレも頑張って、踊れる体に戻ったのは4カ月後ぐらい。お酒はしばらく体が受け付けなかったけれど、体の調子が戻ってきたあたりで、少しずつお酒の調子もよくなりました。

 このときの肺炎は、その後の経営者としての考え方に影響を与えました。それ以前にコロナ禍で多額の損失を出して会社が傾きかけたこともあるのですが、病気を機に事業の多角化を図りました。それまではイベントとタレント事業が売り上げの大半だったところ、10本ぐらいの事業を動かすようになったんです。何かがコケても大丈夫なように手を広げました。病気にならなかったら、今の会社の大きさにはなっていません。

 基本は損して得を取る派なんです。ネガティブなことがあってもアレンジしてポジティブにもっていくことしか考えない。1つの行動で3つぐらい利益を取ることを考えるような人間です。「いくつもの会社を経営していて大変ですね」と言われますけど、たぶん自分は多動症なんです。

 1つのことに集中するのが嫌いで、常に3~5つのことを並行して考えてしまう。才能とかじゃなくて、きっと“疾患”なんです。

 じつは生まれたとき、呼吸をしていなかったんですって。「太」という名前にする予定だったけれど、死んじゃうかもしれないと思って、オトンが自分の子だという証しを残すために自分の名前の「敬」を足して「敬太」になったんです。だから、そのときの脳障害なんじゃないかって、マジで思っています。

 病気からは休むことも大事だと学びました。というのも、自分は無限に仕事を取ってきちゃうタイプなので、365日のうち360日は仕事で、残りの5日は熱を出している感じなんです。だから、休むことでやっと仕事がトーンダウンできることも病気になって知りました。なにより良かったと感じたのは、1カ月自分が倒れても、会社がちゃんと回っていたことです。優秀な社員とRAB(リアルアキバボーイズ)のメンバーがいたからこそだと思うので、みんながいて本当に良かったと思ったし、やってきたことが間違いじゃなかったというか、病気がこれまでの自分の人生の“答え合わせ”の機会になったと思っています。

 夢だった日本武道館のワンマンライブも実現間近。肺も問題なく、有言実行できることが一番良かったです。やっぱり言ったことを守れる男の子でありたいじゃないですか(笑)。

(聞き手=松永詠美子)

▽榊原敬太(さかきばら・けいた) 1984年、埼玉県出身。2007年、ブレイクダンスとアニメが好きな仲間でダンスユニット「REAL AKIBA BOYZ」(RAB)を結成。現在、人気ユーチューブチャンネルのダンスプレーヤーとして活躍する一方、ビジネスパーソンとしても注目され、全13社を統括するISARIBI株式会社の代表取締役でもある。10月4日(金)には「リアルアキバボーイズ日本武道館-レぺゼン秋葉原-」が開催される。

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