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旧ジャニーズ性加害問題は幕引きで…スマイル社長の東山紀之が芸能活動を再開か?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月30日 11時12分

 だが、被害者のひとりで、元副代表の石丸志門氏は補償をめぐってスマイル社と調停中だし、スマイル社が補償対象外と切り捨てた被害者のひとりは「到底納得できず、調停に進む」との決意を本紙に語っている。すでに調停を申告している被害者も複数いるそうだ。そうした被害者は東山社長が宣言した「法を超えた救済」どころか、スマイル社は補償を救済委員会に丸投げしたうえ、同委員会は補償基準を明示せず、個々の被害者に明確な説明をしていない。説明を求めても、なしのつぶてとの証言はいくつもある。

「今回は発表内容もそうですが、それが記者会見でないのであれば、どうして記者会見を開かないのか。補償基準のブラックボックス化といい、報道の気概がまだあるのであれば、マスコミは徹底追及すべきです」

 そう石丸氏は言っている。芸能リポーターの平野早苗さんはこう言う。

「石丸さんの訴えはよくわかります。性加害問題へのマスコミの反応が薄くなっているのは明らかですし、テレビ各局も旧ジャニーズのタレント再起用に動き始めているのですから、スポンサーも異議なしという状況になってきているのではないでしょうか。しかし、BBCの報道を機にようやく重い腰を上げたとき、それまで一切この問題を報じてこなかった反省の姿勢を示していたのは、どうなったのでしょうか。補償や救済から取り残されたままの被害者が少なからずいること、その方たちがセカンドレイプのような苦痛を味わい続けているということを知らないとは思えません。今後も報じ続ける責務があるのではないでしょうか」

 看板だけすげ替えて、創業者の性犯罪を隠蔽しようとしている旧ジャニーズ。それを黙認する反省なきテレビ局などのマスコミ。おぞましい過去は水に流すのではなく、石に刻むべき覚悟で被害者と向き合うべきではないか。

  ◇  ◇  ◇

 すでに終わってしまったかのような印象すら漂う旧ジャニーズの補償問題。【もっと読む】旧ジャニーズ性加害問題“補償対象外”とされた被害男性の憤怒…「被害者94%に補償金支払い済み」の欺瞞…では、いまだ補償が受けられない被害負者がいる実情を伝えている。

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