大谷翔平「DH初のMVP」は確実!アジア人への半端ない差別、嫉妬、僻みをバットで一掃
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月30日 11時41分
大谷翔平(C)共同通信社
「MVP!」「MVP!」
レギュラーシーズン最終戦となった日本時間30日、大谷翔平(30=ドジャース)が打席に入るたびに、ロッキーズの本拠地クアーズフィールドのスタンドは大合唱だった。
大谷の2年連続3回目のMVPを確信しているのは敵地のファンに限らない。いまや全米中のメディアも、ナ・リーグのMVPは大谷で決まりという論調だ。
8月24日に「40本塁打-40盗塁」を達成。メジャー史上6人目の快挙だったうえ、3日後の27日時点で打率.292(リーグトップと1分5厘差のリーグ5位)、41本塁打(同1位)、94打点(同2位)、40盗塁(同2位)。打って走って突出した数字を残していたにもかかわらず、当時、米メディアの一部からは大谷のMVP獲得を疑問視する声が複数上がった。
いわく、「(守備に就かない)大谷は野球の半分しかプレーしていない」「指名打者は4打数無安打では勝利に寄与しないが、リンドア(メッツ)は打てない試合でも守備で勝利に貢献している」。
MVPは全米野球記者協会に所属する記者の投票で決まる。その際に重要視される「WAR(打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を示す値)」はリンドアが大谷を上回っていたのも事実だ。過去、DH専任の選手がMVPを受賞した例がなく、それも一部の反対派を勢いづけた。
とはいえ、「大谷のMVPを支持しない声が上がった理由は、守備に就かないことやWARの値だけではないでしょう」と米紙コラムニストのビリー・デービス氏がこう続ける。
「米国の国技とも言えるメジャーで、アジア人の大谷がやりたい放題。投打の二刀流ばかりか打者として本塁打と盗塁でとてつもない結果を出していることへの嫉妬や僻みはハンパじゃありません。パワーがもてはやされる米国で、特に本塁打王は特別な意味を持ちます。そのタイトルを2年連続で日本人選手がもっていくことへの抵抗感は相当なもの。だれもクチにはしませんけれど、心の中では冗談じゃない、いい気になるなよと敵愾心を燃やしています」
今季最終戦は1安打1盗塁で打撃三冠は逃す
が、大谷は「40-40」どころか、9月20日に前人未到の「50-50」もクリア。9月は打率.389、11本塁打、34打点と大爆発。これまで低調だった得点圏打率は.556とハネ上がり、ドジャースに3年連続地区優勝をもたらした。
米サイト「ファングラフス」によれば、WARはリーグトップの「9.0」、2位のリンドアの「7.5」を大きく引き離している(数字はいずれも29日現在)。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
首位打者なのに1.1…大谷翔平と“8倍差”の衝撃数値 アラエスに日米唖然「逆に凄い」
Full-Count / 2024年9月30日 16時58分
-
大谷翔平逆転首位打者&3冠王は絶望的も意地の右安で12戦連続安打打率・310…ライバルは・314で途中交代
スポーツ報知 / 2024年9月30日 6時16分
-
大谷翔平、逆転の首位打者&3冠王へ2打席連続凡退で打率3割9厘で厳しい状況に
スポーツ報知 / 2024年9月30日 5時0分
-
大逆転首位打者&3冠王へ 大谷翔平が最終戦 1打席目は二ゴロで打率・310…ライバルは1打席目空三振
スポーツ報知 / 2024年9月30日 4時14分
-
ドジャース大谷“3冠射程”87年ぶり偉業も夢じゃない! 4安打固め打ちで打率2位浮上
スポニチアネックス / 2024年9月29日 2時40分
ランキング
-
1阪神V逸でも岡田監督は続投か?去就めぐり気になる“編成への関与”…チーム内外で憶測呼ぶ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月30日 11時22分
-
2あと1本だったのに…ホセ・ラミレスは大谷に次ぐ「40-40」逃す ガーディアンズ悪天候で最終戦中止に
スポニチアネックス / 2024年9月30日 7時57分
-
3大谷翔平、日本人初トリプルスリー達成! 54発&130打点で初の2冠も確実、3冠王こそ逃すも歴史的1年
THE ANSWER / 2024年9月30日 6時44分
-
4大谷翔平が敵の引退選手に…粋な仕草に称賛の声「彼以上に没頭した人がいるのか」米実況発見
THE ANSWER / 2024年9月30日 15時3分
-
5ドジャース 対戦相手決まるWCゲーム“観戦パーティー”計画 ロハスら3選手が提案 大谷翔平も参加か
スポニチアネックス / 2024年9月30日 11時39分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください