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小泉進次郎氏が選対委員長起用で迫られる…自民「裏金議員=非公認」の“踏み絵”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月30日 13時58分

小泉進次郎氏が選対委員長起用で迫られる…自民「裏金議員=非公認」の“踏み絵”

名誉挽回となるか……(C)日刊ゲンダイ

 臨時国会が10月1日召集され、新たに自民党総裁に就いた石破茂氏(67)が第102代首相に就く見通しだ。

 衆院選の早期実施が見込まれる中で、国民が注視しているのが裏金議員の公認問題だ。

 毎日新聞が28~29日に実施した全国世論調査で、裏金事件の実態解明について石破新総裁が取り組むべきかどうか尋ねたところ、「実態解明に取り組むべきだ」は77%にも上った。

 政治資金収支報告書の不記載があった議員は判明しているだけで82人おり、うち衆院は51人。最大派閥だった旧安倍派(清和政策研究会)の「5人組」に名を連ねた萩生田光一前政調会長(61)や松野博一前官房長官(62)らも含まれているが、いまだに誰一人として真相を明かしておらず、国民から見れば常識的に考えて「非公認」は当然だろう。

 カギを握る重要なポストは選挙対策委員長だ。今のところ起用が有力視されている小泉進次郎元環境相(43)は総裁選の出馬会見で、裏金議員の公認について「説明責任を果たしてきたかどうか」や「地方組織の意見」などを踏まえ新執行部で厳正に判断する、と繰り返してきた。

■裏金議員が文句言ったら「非公認とは公認ではないという意味」と答えてやればいい

 さらに9月25日に放送されたBSフジの番組では、裏金議員の比例代表への重複立候補を巡り、自身が2009年の衆院選で「世襲批判」を理由に比例重複を辞退したことを挙げ、「退路を断つ覚悟を示した。そういうことも含めて有権者が総合的に判断される」と発言。この言葉を素直に受け取れば、説明責任を全く果たしていない裏金議員の比例重複など言語道断ということだ。

 総裁選では数々の「迷走発言」が物議を醸してきた小泉氏だが、選対委員長起用のニュースが報じられると、SNS上では好意的な意見が広がった。

《小泉さん選対委員長?いいね。裏金議員をセクシーな感じでビシバシ非公認にして》

《小泉選対委員長に期待する。裏金議員が文句言ったら「非公認とは公認ではないという意味」と答えてやればいい》

 小泉氏の父・純一郎氏(82)は2005年の総選挙で、郵政民営化に反対する議員を公認せず、さらにその選挙区に別候補の「刺客」を擁立するなど徹底的に退けた。今回も同様な対応を果たしてとれるか。政治家としての覚悟が問われる小泉氏に「踏み絵」が迫っている。

  ◇  ◇  ◇

 総裁選で有力視されながら決戦投票にすら進めなかった小泉氏。●関連記事【もっと読む】『小泉進次郎氏がブチ上げた「解雇規制見直し」に広がる怨嗟の声…「総理と呼びたくない」は6700万人サラリーマンの叫び』【さらに読む】『小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末』を取り上げている。

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