またまた大炎上!町田ゼルビア黒田剛監督は日本サッカー界の風雲児か?それともSNSお祭り炎上男か?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月30日 17時50分
黒田剛監督(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada
さる28日、J1優勝を争う天王山で広島に敗れ、3位に転落した町田の指揮を執る黒田剛監督(54)がまたしても大炎上している。
町田がピッチサイドに用意していたタオルに広島が水をかけたことが発端になった。大きな武器の1つであるロングスローの際にボールを拭くためのタオルだっただけに、黒田監督は激怒。「反スポーツ行為に値すると思う。ロングスローは守備の対応力で阻止するべき。正々堂々とやってほしい」とブチ切れた。
ところが、この発言がヤブヘビに。自身の過去の言動などが蒸し返され、《どの口が言っているのか》《じゃあ藤尾のPK水掛けは?》《町田の方がマナーが悪い》などと、SNSはお祭り状態だ。
そんな黒田監督は、いったいどんな人物なのか。なかなか表に出てこない実像をサッカージャーナリストが明かす。(第1回/全5回)
◇ ◇ ◇
今、Jリーグでつくづく残念なことが起きています。
話題の中心は町田ゼルビア、その指揮を執る黒田剛監督。3年前までは青森山田高校を率いて高校サッカーのタイトルを奪いまくっていました。
2023年にJ2だった町田の監督に転身すると、就任1年で悲願のJ1初昇格を達成。J1リーグ挑戦元年となった今年も、シーズンの半分を終わって首位キープ。過去の初昇格チームの記録を塗り替えているだけではなく、後半戦も優勝争い圏内で存在感を示してくれるでしょう。
そんな大躍進の立役者になった黒田監督ですから、絶賛する声ばかり--かと思うとさにあらず。ずっと学校の先生だったという経歴のせいなのか、なかなかの「パワーワード」を使っちゃうから「炎上! 上等!」な感じになっています。
とにかく「黒田監督」という単語があるだけで、まったく次元の違う単語と結びつけられて炎上しまくり、そこに監督が次の「パワーワード」を上乗せするもんだから、どんどん燃料が投下されて燃えまくっています。
逆に言えば「黒田監督」が今、それだけSNSの「数字」を持っているのです。もしかしたら、町田ファンよりも熱心じゃないか? と思うほどアンチの皆さまが黒田監督の記事を読みまくり、余計に黒田監督の記事が増えていくという好循環。
ところが、そんな騒動に嫌気がさした黒田監督が「今後の記者会見は必要最低限のことしか話さない」と宣言しちゃったもんですから、みんな大慌て。
今、監督のせりふを記事にして大ヒットを飛ばすことができるのは黒田監督だけ。Jリーグの救世主に思い直してもらわなければ、サッカーの話題が減ってしまいます。
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