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巨人がCSで警戒する阪神の“異常な得点圏打率”…《二塁走者の動きを注視、しぐさを含めて分析開始》

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月1日 11時37分

巨人がCSで警戒する阪神の“異常な得点圏打率”…《二塁走者の動きを注視、しぐさを含めて分析開始》

菅野智之(C)日刊ゲンダイ

 4年ぶりのリーグ優勝を決めた巨人の阿部慎之助監督(45)は、「これからまだ本当に厳しい戦いが待っている」と気を引き締めている。1勝のアドバンテージがあるとはいえ、CSファイナルステージ突破には、不安要素があるからだろう。

 菅野智之(34=15勝3敗、防御率1.67)、戸郷翔征(24=12勝8敗、1.95)、井上温大(23=8勝5敗、2.76)の“先発3本柱”は、計算が立つ。問題は残りの2人だ。巨人OBが言う。

「例えば菅野は優勝争いが佳境に入った8月、9月にむしろ調子をさらに上げた。8月の月間防御率は0.94、9月は1.34。戸郷も井上も同じです。一方で、不安が残るのはグリフィン(29=6勝4敗、3.01)と山﨑伊(25=9勝6敗、2.81)。グリフィンは8月に防御率4.07と不調に陥ると、山﨑伊も8月が5.82、9月が7.71と一気に下降線をたどった。山﨑伊は二軍再調整を経て復帰した9月26日のDeNA戦が実質的なポストシーズンの先発テストでしたが、3回途中4失点で降板。球威も制球力もなく、大いに不安を残しましたからね」

 相手はシーズン2位が確定した阪神、3位争いを繰り広げるDeNAか広島のいずれか。現状のチーム状態を考えれば、阪神がCSファーストステージを突破する可能性が高い。なにしろ、9月を15勝7敗と巨人を猛追した阪神とは対照的に、DeNAは同月10勝9敗1分けと勝率5割がやっとで、広島にいたっては5勝20敗と歴史的急失速の真っただ中だ。

「巨人も阪神も投手力のチームで、そう多くの得点は期待できない。似たようなチームカラーの中で、巨人が警戒するのは阪神の得点圏打率の高さです。『異常』と言う巨人関係者もいる。実際、特に8月からの主力の勝負強さは凄まじく、シーズン打率.257の大山が得点圏では4割超に跳ね上がり、同.276の森下や.271の佐藤輝も得点圏では3割をはるかに超える数字を残している。これだけ得点圏打率が高いと、巨人ベンチも選手も二塁走者の動きを注視するなど余計な神経を使わざるを得ない。スコアラーはすでにビデオを見返して、ちょっとした走者のしぐさも含めて分析し始めているようです」(前出のOB)

 今季最後の直接対決となった22日からの2連戦はいずれも0-1、1-0の超接戦。審判の微妙な判定が物議を醸し、両チームのファンのいさかいの種にもなった。シーズンの対戦成績は12勝12敗1分けとまったくの五分。阿部監督の言葉を借りるまでもなく、巨人阪神の「本当に厳しい戦い」はこれからが本番だ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな巨人と阪神の戦いは虎の主砲・大山を巡り「場外乱闘」に突入しそうな勢いだ。いったいどういうことか。いま、両球団に何が起きているのか。事態を左右する「キーマン」とは。

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