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竹田麗央へ…米挑戦を迷っているなら「前へ出ろ!」 飛距離、ショットの精度は十分対応できる(羽川豊)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月2日 9時26分

竹田麗央へ…米挑戦を迷っているなら「前へ出ろ!」 飛距離、ショットの精度は十分対応できる(羽川豊)

竹田麗央(C)共同通信社

【羽川豊の視点 Weekly Watch】

 日本女子オープンに優勝した竹田麗央(21)が、来季の米女子ツアー参戦を懸けた12月の最終予選会出場を示唆しました。本人はまだ決めかねているようですが、飛距離、ショットの精度は十分対応できる力があります。ぜひチャレンジして欲しい。「迷ったときは前に出ろ!」です。

 すでに岩井明愛・千怜(22)姉妹が同予選会挑戦を表明し、原英莉花(25)、神谷そら(21)も10月の2次予選会から受験します。

 男子は金谷拓実(26)が、米下部ツアーの2次予選会から出場権を狙います。当コラムで何度か語ってきましたが、海外ツアーを目指す流れは加速するばかりでしょう。

 竹田は国内公式戦を2連勝したことで5年シードを獲得。これが最終予選会の受験を考える一因になったようです。4月の初勝利から約5カ月で7勝も挙げましたが、好調がこの先どこまで続くかわかりません。今年はおもしろいように勝てても、オフの間に新しいことを取り入れたり、スイングを変えたことで、翌年は勢いがパッタリと止まることも多々ある。年齢が若くても故障をしない保証もありません。

 プロゴルファーは何勝しようが、試合に出られない不安が常につきまといます。複数年シードがあれば、思い切ったプレーもできるし、心身やスイングを立て直す時間もある。何かしらの理由で米ツアーから撤退しても、国内ツアーに即復帰できるのは大きい。それを「保険」というなら、複数年シードは確かに大きな保障になります。

 男子は国内大会が減っており、海外は賞金も高い。選手の目が海外を向くのは当然ですが、女子は国内ツアーの人気が高く、試合数も多い。それでも世界最高峰の米ツアーでの「腕試し」や頂点を目指すのはアスリートの本能というか、チャレンジ精神が旺盛な者が多いからでしょう。複数年シードを持たずに、最終予選会でツアー切符を取りに行く岩井姉妹もそうです。2人は昨年から海外メジャーなどにスポット参戦し、ある程度の手応えを感じたはずです。

 今年は笹生優花(23)と古江彩佳(24)が全米女子オープンとエビアン選手権のメジャーに勝ちましたが、近年の日本選手は毎週のように優勝争いをするようになりました。それも国内で戦う選手には大きな刺激になっていることは間違いない。

 近い将来、米国で戦うため毎日トレーニングで汗を流し、飛距離を伸ばしている高校生や若手プロは数多くいます。「世界」を意識すれば、やるべきことは見えてくる。それは年齢に関係ありません。

(羽川豊/プロゴルファー)

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