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腰をひねったり跳び上がったりする運動を長年やってきたのが原因?【ひどい腰痛も8割治る】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月2日 9時26分

腰をひねったり跳び上がったりする運動を長年やってきたのが原因?【ひどい腰痛も8割治る】

デスクワークは1時間おきに軽くストレッチを

【ひどい腰痛も8割治る】#35

 立った時や階段の上り下り時に腰痛とシビレがあると来院されたのは、50代の男性。歩いた場合も数百メートルならなんとか大丈夫だが、それ以上は痛みがひどくて歩けない。ましてや荷物を持った場合はさらに難しくなるとのこと。中腰での姿勢や、長時間の座位も簡単ではないといいます。

「バレーボールやゴルフなど、この20年くらい腰をひねったり、跳び上がったりするスポーツを頻繁に行ってきたので、腰に繰り返し負荷がかかったのだろうと考えています」

 しかも現在のお仕事は、介護施設でのケアマネジャー。日常的に腰に強い負担がかかっていることは、容易に想像できます。

 そもそも人の体は、ある程度の負荷には耐えられるような構造になっていますが、同じ負荷が同じところにかかり続けるのは苦手です。

 運動時だけでなく、デスクワークなどで机に座っている時間が長く、同じ姿勢を長時間続けてしまう場合も同じで、負荷が同じところにかかり続けることで、その部分だけが傷みやすくなってしまうのです。

 ですからデスクワークの場合には、座りながら姿勢をちょこちょこ変えたり、1時間おきに立って軽くストレッチをしたりなどして、負荷を分散させることが重要になってきます。

 その場合に特に意識したいのが、背骨をサポートする筋肉が集まる、股関節と胸椎(胸の背骨)の柔軟性です。

 自分でどの辺りの筋肉が伸びていて、どのくらい動いているのかなどを意識しながら、2~3分程度行うストレッチがおすすめです。

 また、日常生活に発生する、さまざまなストレスもまた腰に悪影響を及ぼします。気分転換を心がけ、背骨への負荷同様に、ストレスもまた分散させることが重要です。

 かつて脊柱管狭窄症を患ったことがある60代男性は、現在、温泉プールに通い、気分転換をはかりながら筋力の維持に努めているとのこと。脊柱管狭窄症という病気は、いったん患うと、症状が軽くなることはあっても、根本的に治ることは少なく、むしろ再発の可能性があります。やはりここでも重要になってくるのが、ストレッチなどによる筋力の維持なのです。

 なお、まだ腰痛を患っていない方も同様。ある日突然ドーンとやってくるかもしれない腰痛に備える予防の観点からも、筋肉の維持が必要であり、そのためにも何らかの運動習慣は必要だと考えるのです。

(ILC国際腰痛クリニック東京・簑輪忠明院長)

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