女子ゴルフ「国内専念組」の本音は…昨季賞金30位でも4600万円以上、有力選手の米挑戦は大歓迎?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月3日 9時26分
岩井姉妹(C)共同通信社
今年の米女子ツアーは9人の日本選手が参戦。笹生優花(23)が全米女子オープンを制し、古江彩佳(24)がエビアン選手権に優勝。海外メジャーで2勝を挙げ、日本勢の力を見せつけた。
先月、岩井明愛(22)、千怜(22)の姉妹が同ツアーの来季出場権を懸けて、12月の最終予選会の出場を表明。神谷そら(21)と原英莉花(25)は2次予選会から受ける。先週の日本女子オープンに勝って今季7勝目を挙げた竹田麗央(21)も、公式戦2勝で5年の複数年シードを得たことで最終予選会への挑戦に前向きになり、10月8日の締め切りまでにエントリーするとみられている。
来季以降も彼女たちに続く者は出てくるだろうが、すべての女子プロが海外志向というわけではない。
今季から米ツアーに参戦している国内13勝の稲見萌寧(25)や同3勝で公式戦にも勝っている吉田優利(24)は予選さえ通らない。国内8勝で日本女子オープンを連覇した勝みなみ(26)も苦戦しているし、参戦3年目の渋野日向子(25)も優勝はなし。そんな現実を見て、「私では通用しない」と米ツアー挑戦を諦めている者も少なくないという。
ツアー関係者が言う。
「プロ野球選手がみんなメジャーリーガーになりたいと思っているわけではない。女子プロだって同じです。『海外メジャーだけは出られたら出たい』という者はけっこういます。一方で、米ツアー挑戦を迷っている選手に『やめなさい』と助言する近しい関係者も多い。『ツアーで活躍できるのは短い。国内で稼いだ方が賢明』というのが言い分です。確かに、今は賞金が高いので国内でも十分に稼げる。昨季賞金30位でも4600万円以上です。しかも、毎年のように国内のトッププロは主戦場を米国へ移す。大きな壁が次々に消える。岩井姉妹や竹田の米ツアー挑戦は、大歓迎じゃないですか」
今年の国内ツアーは29試合が終わって、竹田と、岩井姉妹だけで12勝もしている。この3人がいなくなれば、確かに「国内組」は優勝のチャンスが広がるか。
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