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巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月3日 10時55分

巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

昨年までの師弟関係も……(C)日刊ゲンダイ

 巨人が4年ぶりのリーグ優勝を果たした翌日(9月29日)、ある巨人OBは歓喜を報じる新聞をパラパラとめくりながら、こんな違和感を覚えた。

「ん? 原のコメントがどこにも載ってないじゃないか」

 実際、一般紙はもちろん、スポーツ各紙にも、原辰徳前監督の談話がひと言もなかった。当日から翌日にかけてのネットメディアも同様だった。

「原と阿部は師弟関係でしょう。そもそも、原が自分の右腕だった阿部ヘッドコーチを球団に推薦して監督の座を禅譲、阿部政権誕生の立役者と言っていい。しかも、原と巨人の縁が切れたわけではなく、“オーナー付特別顧問”として球団に籍を置いている。せめて公に、よくやった、の祝福くらいはあってもいいと思うのだが……」

 とは、冒頭のOB氏である。

 阿部監督の巨人入団時の監督である長嶋茂雄終身名誉監督は、球団を通じて「見事でした」などとコメント。スポーツ報知には、「素晴らしい巨人軍を作ってくれた」と長文の手記を寄せていた。

 優勝インタビューで阿部監督が、「原さんに指導者に導いていただいて感謝しています」と涙ながらに感謝の言葉を口にしていただけに、なおさら“ノーコメント”は摩訶不思議な印象を与えたのは確かである。

「優勝から5日後の3日朝になってようやく、報知にだけ原さんの特別寄稿が載った。デジタル版も配信されましたが、とはいえ、シーズン中も球場に姿を見せることは少なく、グラウンドに下りてきても阿部監督や首脳陣、選手と話し込むことは数えるくらいだった。原さんに近しい関係者は、『阿部監督に巨人を託した以上、自分が前面に出るのは良くない。阿部監督がやりにくくならないように、意識的に距離を置いているんですよ』と言ってましたが、同じように監督を禅譲した高橋由伸監督のときには、自宅に招いて采配や補強に至るまでアドバイスをしていた。

指導者経験がないまま監督に就任した由伸も結局は原さんを頼るところがあり、原さんもそんな由伸がかわいくて目をかけた。対照的に阿部監督は二軍監督から一軍コーチと指導者経験をしっかり積み、確固たる阿部野球というものを持っている。それを貫く覚悟もあり、原さんに頼るところがまったくない。完全に“親離れ”をしているのは確かでしょう」(球界関係者)

 別のOBはこう言った。

「原は計17年の監督生活を終え、趣味のゴルフに没頭している。初めてティーチングプロをつけて、イチからゴルフを見直すという熱の入れようだから、スイングのことで頭がいっぱいなんじゃないか」

 謎のノーコメント、その理由は案外、そんなところだったのかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 もっとも、原前監督は阿部巨人の快進撃を面白く思っていなかった可能性も考えられる。いったいなぜか。原前監督の腹の底とは…。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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