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吉川尚輝に「重症説」飛び交い巨人CSに懸念…最終戦“ほぼインチキ”で今季全試合スタメン達成も

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月3日 11時27分

吉川尚輝に「重症説」飛び交い巨人CSに懸念…最終戦“ほぼインチキ”で今季全試合スタメン達成も

優勝セレモニーで万歳する吉川(中央)/(C)日刊ゲンダイ

 巨人の吉川尚輝(29)が今季全試合スタメン出場を果たした。最終戦となった昨2日のDeNA戦に「3番・二塁」で先発出場。打席には立たず、初回に代打・中山を送られて途中交代した。

 インチキみたいな“記録”だが、実はリーグ優勝直前に故障していた。

 9月26日のDeNA戦の第2打席で、相手先発左腕のケイが投じた内角高めの152キロの直球をよけた際に転倒。その際、自身の肘が当たって肋骨付近を負傷したという。

 吉川はその後も痛み止めを服用しながら、先発出場を続け、チームが4年ぶりのリーグ優勝を決めた同28日の広島戦では、4安打3得点と大暴れ。29試合連続出塁としていた。9月は打率.375、得点圏打率は.421と絶好調だった。

 さる球界関係者がこう言った。

「肋骨骨折の疑いもあるそうです。果たして2週間後の16日に始まるCSファイナルSの初戦までに完治するのか。仮に間に合ったとしても、2週間の調整期間の練習は限られるだけに、絶好調を維持できるかは不透明。不動の3番打者の調子が落ちれば、4番・岡本の打撃にも大きく関わってくるし、巨人の得点力は半減します」

 打率.287は規定打席到達者の中でチームトップ。打点と得点は岡本和に次いでチーム2位、12盗塁はチーム最多だ。優勝決定後の9月29日夜の日本テレビ系「Going! Sports&News」の中での「ファンが選ぶ巨人のMVPランキング」では、15勝3敗の菅野を上回り、吉川が1位に輝いていた。

 この日(2日)、4位広島が敗れたため、DeNAの3位が確定。CS進出を決めた。1位通過で待ち構えるファイナルSで「MVP男」を欠くようなら、一大事である。

  ◇  ◇  ◇

 そんな巨人の周囲で話題なっていたのは、原前監督の動向だ。愛弟子の阿部監督が就任1年目で優勝したにもかかわらず、4日間も「ノーコメント」だったのだ。いったいなぜか。原前監督は何を考えていたのだろうか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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