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阿部巨人が気を揉む阪神「岡田ロス」の反動《一体感が増すのが一番怖い》…よぎる2014年の悪夢

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月4日 11時37分

阿部巨人が気を揉む阪神「岡田ロス」の反動《一体感が増すのが一番怖い》…よぎる2014年の悪夢

阿部慎之助監督(C)日刊ゲンダイ

 阪神・岡田彰布監督(66)の今季限りでの退任報道が一斉に出た3日、前日にレギュラーシーズンを終えた巨人の某関係者は「岡田さん、辞めるんですね。来年もやると思ってました」と冷静に受け止めた。

 巨人は昨季、岡田監督が就任した阪神に6勝18敗1分けと大きく負け越し、阪神の18年ぶりのリーグ優勝をアシストした。そのため、巨人の阿部慎之助監督(45)は昨オフに就任した際、「阪神戦は五分でいい」と宣言。その通りに今季は12勝12敗1分けで乗り切ると、4年ぶりのリーグ優勝の奪回に成功した。前出の関係者が続ける。

「もし阪神がCSファーストステージ(S)を勝ち上がってきたらイヤな感じはする。ファイナルSは巨人に1勝のアドバンテージがあるとはいえ、対戦成績は互角なわけで、ちょっとしたことで勝敗が分かれる可能性があるからです。監督の退任が決まると、得てしてその反動でチーム力は上がるもの。例えば中日は立浪監督が辞めると決まった途端、急に勝ち始めた(5勝1敗)。選手は『辞める監督のために』っていうより『次の監督にアピールしたい』という気持ちになる。理由はどうあれ、今年はどこか冷めていたような阪神ナインが、独善采配で煙たがられていた面もある岡田監督が辞めることによって、一体感が増すのが一番怖いですね」

■中日は立浪監督退任で打線覚醒

 確かに中日は、立浪監督が今季限りでの辞意を表明した直後の試合で、23年ぶりとなる初回1イニング3本塁打をマークするなど打線が覚醒。4連勝を飾っている。

 一方で巨人は、9月に2度の5連勝があった阪神に、一時1ゲーム差に迫られるなど、猛追を受けた。チームの状態が上向いている中での岡田監督の退任報道で、むしろ勢いが加速するのではないかというわけだ。

 阿部監督にとっては10年前、球団創設80周年だった2014年の悪夢が重なるかもしれない。球界関係者がこう語る。

「巨人打線は中軸の阿部(打率.248、19本塁打、57打点)、村田修(.256、21本塁打、68打点)がシーズンを通じて不振。チーム打率はリーグ5位(.257)にとどまった。菅野がチームトップの12勝を挙げるなど投手力でリーグ優勝を果たしたのは今年と似ているが、打線が弱く、CSファイナルSではあっけなく阪神に4連敗を食らった。このスイープのショックもあってか、巨人は翌15年から4年間、リーグ優勝から遠ざかる暗黒時代に突入。この年、35歳で過渡期を迎えながら、4番・捕手を務めた阿部監督にはトラウマがあるでしょうから」

 阪神は3日、DeNAとの最終戦に臨み、3-1で勝利。阿部巨人は阪神の「岡田ロスの反動」に警戒を強めている。

  ◇  ◇  ◇

 巨人のCSを複雑な心境で見守るのは、原前監督ではないか。そもそも阿部巨人の快進撃を面白く思っていなかったと見られているからだ。いったいなぜか。原前監督の腹の底とは…。

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