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石破自民は裏金議員「原則公認」へ…国民愚弄の“手のひら返し”に《反社と変わらない》の痛烈批判

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月4日 16時3分

石破自民は裏金議員「原則公認」へ…国民愚弄の“手のひら返し”に《反社と変わらない》の痛烈批判

大ウソつきだった(C)日刊ゲンダイ

《嘘つきの、嘘つきによる、嘘つきのための政治》――。故・安倍晋三前首相は「桜を見る会」の前夜祭を巡る国会答弁で118回も「虚偽答弁」(衆院調査局調べ)し、ネット上で《稀代のペテン師》《嘘つきのホームラン王》などと揶揄されていたが、第102代の内閣総理大臣に就任した石破茂首相(67)は、それを大幅に上回る大嘘つきかもしれない。

 自民党総裁選中は早期解散を否定しながら、首相になった途端、早期解散をブチ上げるなど、ことごとく前言を撤回し、国民を唖然茫然とさせてきたが、今回の“手のひら返し”ほど有権者を愚弄した話はない。派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で処分を受けた議員らについて、石破氏が次期衆院選で「原則公認」する方針を固めた、と報じられたからだ。

 石破氏は10月1日の就任会見で裏金議員の公認、非公認に対する考えを問われた際、「選挙区において、どれくらいの支持をいただいているのか把握しながら決定する。公認権者である私自身が国民の納得を頂ける説明をする」と発言。総裁選期間中も「(裏金議員が公認するに)ふさわしい候補者か、党として責任を持たなければならない」と言い、公認しない可能性も示唆していた。

 それが呆気なく「公認するよ」では、有権者も驚天動地。嘘つきを「二枚舌」と言うが、石破氏は一体何枚の「舌」があるのか。

 一部メディアは、石破氏が非公認に対する反発の声を意識し、党内融和を優先させた、などと解説しているが、優先させるべきは脱税まがいの違法・脱法行為に手を染めていた議員との「融和」よりも、国民有権者との信頼関係だ。

 仮に裏金議員を非公認にした場合、旧安倍派や旧二階派で50人前後となり、新たな「刺客」を送り込む時間もないから自公政権の過半数割れは確実。さらに旧石破派(水月会)の裏金疑惑も発覚したため、非公認にすれば石破氏自身も同様の処分をせざるを得なくなる。結局は「いろいろ考えたけれど非公認は止めた方がいいな」と考えたのか。

■「タイガーマスク」の正体は「ブラックタイガー」だった?

 石破氏のこの判断は、国民の怒りの火にさらなる油を注いだ。

《一体何のために石破さんは首相になったのか。もはや自民党没落は決定的だな》

《早くも言うことなすこと全てが信用できない男になった》

《国民を騙し、欺き、自分たちだけが汚いカネをためこむ自民党。これって反社組織と変わらない》

 国民の間には、石破氏がルール無用の悪党に正義のパンチをぶちかます「タイガーマスク」になれるのかとの期待もあったが、その正体は「ブラックタイガーマスク」だったとは笑えない。

  ◇  ◇  ◇

 下馬評を覆して総裁選に勝った石破首相だが、早くもグラつき始めた。●関連記事【もっと読む】『石破首相や政治団体に対し上脇教授が告発 裏金事件の再調査「石破逃ゲル」では済まない』【さらに読む】『自民裏金問題「うやむやになってしまう」…刑事告発した上脇博之教授が石破新首相に苦言』で詳報している。

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