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大谷に襲いかかるパドレス“日系”バッテリー…ヒガシオカの的確リードにダル絶大信頼

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月5日 9時26分

大谷に襲いかかるパドレス“日系”バッテリー…ヒガシオカの的確リードにダル絶大信頼

ダルビッシュ有(C)ロイター/USA TODAY Sports

 ダルビッシュ有(38)、松井裕樹(28)のパドレスが日本時間3日、ブレーブスとのワイルドカードシリーズ(WCS)に連勝し、2年ぶりの地区シリーズ進出を決めた。6日から大谷翔平(30)、山本由伸(26)のドジャースと対戦する。

 WCSでブルペン待機したダルは地区シリーズの初戦か2戦目の登板が濃厚。「54本塁打-59盗塁」と歴史的快挙を成し遂げた大谷と顔を合わせることになるが「大谷君だけじゃなく、凄くいいバッターが多い。しっかり勉強して臨みたいと思います」と、気を引き締めた。

 パ軍は目下絶好調。後半戦は41勝19敗と、メジャートップの勝率.683をマーク。ナ・リーグ西地区3連覇のドジャースを猛追した勢いそのままに、ポストシーズンでも快進撃を続けている。

 メジャー7年目で初のポストシーズンの舞台に立つ大谷は悲願のワールドシリーズ制覇に向けて負けられない戦いが始まる。最初の壁となるパドレスとの今季対戦成績は5勝8敗と分が悪いうえに、ダルと日系4世捕手のカイル・ヒガシオカ(34)によるベテランバッテリーに苦戦を強いられるかもしれない。

 昨年12月にヤンキースからトレードで加入したヒガシオカは、古巣でサイ・ヤング賞右腕のコール、クルーバーらの専属捕手を務めた経験を生かし、的確なリードでパ軍投手陣を牽引。今季、故障に苦しんだダルも直球主体のリードで支え、4試合で防御率2.78と相性抜群だった。

 この日系人捕手にはダルも「(配球は)全部ヒギー(ヒガシオカ)に任せている」と絶大な信頼を寄せている。

 大谷、ドジャースへの並々ならぬ対抗意識を燃やすダルはポストシーズンの経験は豊富。過去11試合で4勝6敗、防御率4.19と結果を残せていないが、これはドジャースに在籍した17年、アストロズとのワールドシリーズで相手ベンチにサインを盗まれて2試合で計9失点と打ち込まれたことが影響している。パ軍移籍2年目の22年は、ポストシーズンに照準を絞って調整し、4試合で2勝1敗、防御率2.88と安定したパフォーマンスで、チームをリーグ優勝決定シリーズまで導いた。

 大谷は「ダル&ヒギー」の手練手管の攻めに要警戒だ。

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