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藤川阪神のドラ1指名は高卒投手か…最速150キロ超で《潜在能力の高さは世代ピカイチ》

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月5日 9時26分

藤川阪神のドラ1指名は高卒投手か…最速150キロ超で《潜在能力の高さは世代ピカイチ》

藤川球児氏(C)日刊ゲンダイ

 阪神は岡田彰布監督(66)が今季限りで退任。藤川球児新監督(44)の就任が決定的となっている。

 新人監督として最初の大仕事になりそうなのが、今月24日のドラフト会議だ。今秋は、投手では金丸夢斗(関大)、野手では宗山塁(明大)が大きな注目を集めているが、某球団のスカウトは「阪神は、地元兵庫の報徳学園で今春の準優勝に貢献した最速151キロ右腕、今朝丸裕喜(3年)の1位指名もあるとみています」というのだ。

 188センチの長身から繰り出される角度あるストレートはもちろん、スライダー、フォークなどの変化球も含めたボールの質も高い。複数球団が1位候補としてリストアップしている。

「体重は80キロほどで細身ですが、プロ入りしてトレーニングや食事が充実すれば、すぐに体は大きくなるでしょう。積んでいるエンジンはデカいし、ポテンシャルの高さは高卒投手でピカイチです。今春のセンバツ後は体づくりに専念するために登板を控え、夏の県大会に備えた。

 それもあって調子を落とし、夏の甲子園は初戦敗退、U18の決勝戦の結果もイマイチでしたが、引退後の練習の様子では長い距離の遠投をこなすなど、フィジカルに問題はなさそうです。藤川監督は高知商高からドラフト1位で阪神に入団した。同じ高卒右腕として、将来性を重視した指名方針を掲げることになれば、『今朝丸1位』は十分にありえます」

 今朝丸を巡って阪神は、7月の兵庫大会時に畑山統括スカウトを中心とした4人体勢、初回の2回戦では6人体勢で複数回に渡って視察。最上位の評価をしているともっぱらだ。仮に岡田監督が来季続投したとしても1位候補だっただけに、藤川監督への交代は、その評価をさらに押し上げる要素になるというわけだ。

 前出のスカウトによれば、「今朝丸は2球団程度の競合になるとみている。場合によっては、単独指名できるかもしれない」と言う。“藤川阪神”の決断やいかに。

  ◇  ◇  ◇

 異例のタイミングで退任を発表した岡田監督だが、仮にアレンパを達成していても「解任」させられていた可能性が高い。いったいどういうことか。阪神に水面下で何が起きていたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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