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立浪中日3年連続最下位の終幕は「最後のご奉公」…招へいした片岡ヘッドら5コーチも退団

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月6日 18時51分

立浪中日3年連続最下位の終幕は「最後のご奉公」…招へいした片岡ヘッドら5コーチも退団

志半ばで退任する立浪監督(C)日刊ゲンダイ

「3年間、これだけ声援をいただきながら、本当に皆さまには申し訳ない思いをさせてしまい、すすませんでした」

 今季最終戦に敗れて3年連続最下位が決まった中日の立浪和義監督(55)が、試合後のセレモニーでファンに謝罪をした。

 現役時代は「ミスタードラゴンズ」として絶大な人気を誇った立浪監督。長期低迷に苦しむチーム再建の「切り札」として、2022年から指揮を執ったが、「まだチームは改革の途中。志半ばで退くというのは、非常に残念な思い、悔しい思い、申し訳ない気持ちはあります」と無念の心境を吐露しつつ、「近い将来、必ず、強いドラゴンズ、そう信じてます」とエールを贈った。

 立浪監督が3年でチームを去るのは、球団にとっても複雑であるのは間違いないだろうが、井上一樹二軍監督の新監督就任が決定的な中、立浪監督が招へいした片岡ヘッドコーチ、落合投手コーチ、和田打撃コーチら5コーチの退団が決定。「立浪組」の解体は着々と進んでいる。

 この日の最下位決定は、悪いことばかりではない。今月24日に控えるドラフト会議では、2位指名はウエーバー順で、レギュラーシーズンの下位球団から指名する。今年はパからの指名となるため、西武に続いて2番目に指名できる。

「3年連続最下位というどん底からスタートすることで、井上新監督も思い切ったことができる。同じく今季限りで退団が決まったビシエドの流出は痛いが、これ以上、下の順位はないわけだし、立浪監督が招へいしたコーチ陣も退団する。サイ配はもちろん、チーム改革においても『井上色』を存分に発揮してほしい」とは、古株の中日OBだ。

  ◇  ◇  ◇

 新監督就任が決定的と言われる井上一樹二軍監督とは、どんな人物なのか。

「モチベーター」として知られ、指導方針も立浪監督とは対照的だという。

 関連記事「昇格決定的の中日・井上二軍監督は立浪監督と何から何まで“正反対”《明るさと社交性のある熱い男》」ではそんな“井上新監督”の考え方について、詳しく報じている。

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