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女優・松下恵さん 母親・榊原るみさんの手料理「ポークソテーのリンゴ煮」【私のおふくろメシ】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月7日 9時26分

女優・松下恵さん 母親・榊原るみさんの手料理「ポークソテーのリンゴ煮」【私のおふくろメシ】

松下恵さん(提供写真)

【私のおふくろメシ】

 女優の松下恵さん(43)のおふくろメシは、寅さんのマドンナやドラマで活躍した母、榊原るみさん特製のポークソテーのリンゴ煮。親子で俳優活動をしている近況も語ってくれた。

  ◇  ◇  ◇

 母親のメニューはそれほど凝ってはいなくて、とても簡単な料理なんです。フライパンにポークをのせ、さらにリンゴをのせて蓋をし、蒸し焼きにしたら出来上がり(笑)。

 名づけるならポークのリンゴ煮。そのくらいシンプルな料理かと思います。

 母親もタマネギを使っていましたが、うちはすべて一緒に蒸し焼きにしていました(笑)。最初にフライパンにタマネギを敷き、上にポーク、その上にリンゴを並べる。これだといちいちお肉を取り出さなくて済みますよね。

 私が子供の頃の母親は芸能活動でとても忙しく、私の面倒は祖母が見てくれていました。あまり料理が好きではなかった母が、中学生の時期に何度も作ってくれたメニューがこの一品。

 当時、私は芸能界にデビューしたばかり。母親は40代で離婚問題を抱えていた頃で、多分、人生で一番悩んだ時期かと思います。キッチンに座り込んで泣いたりしていましたから。

 それでも学校と芸能界の仕事で忙しくなった私のために料理をしようと頑張って作ってくれました。だから、思い出深いメニューですね。

 ソースを別に作るわけでもグラニュー糖を使ったりするわけでもないのですが、食べやすくスライスしたリンゴをのせて蒸し焼きにするとリンゴもいい具合に溶け、中学生の私にはフルーティーな甘さがとてもおいしかったです。

中学生だった私が食べるのをじっと見つめて

 母親は食欲がないからか自分は食べず、一食分だけ作って私の斜め前に座り、食べる私をじっと見てる。その様子を鮮明に覚えています。ちょっと悲しい思い出ですが、忙しくて悩んでいても娘のために作ってくれたことに愛情を感じていました。

 私は私で右も左もわからない芸能界で大変でした。元々はスカウトされて仕事をいただき始めたのですが、母親は学業を優先しなさいと反対することはなく、「やってみたいならやりなさい」と背中を押してくれました。母親自身が3歳でデビューしていましたからね。

 母親からのアドバイスは常識的な3つだけでした。「おはようございますの挨拶をちゃんとする」「楽屋に上がる時は靴を揃えて脱ぐ」「衣装さんにお借りした衣装は畳んで返す」。とても大切なことでありがたかったです。それ以外は何も教えてくれませんでしたが(笑)。

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