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長濱ねる「アイドルから女優へ」…人見知りで照れ屋ながら強い意志を内に秘めた逸材(高倉文紀/美少女・女優評論家)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月8日 9時26分

長濱ねる「アイドルから女優へ」…人見知りで照れ屋ながら強い意志を内に秘めた逸材(高倉文紀/美少女・女優評論家)

長濱ねる(C)日刊ゲンダイ

【2024秋ドラマ 注目美女の素顔と実力】#2

 長濱ねる
 「若草物語─恋する姉妹と恋せぬ私─」(日本テレビ系)

  ◇  ◇  ◇

 長濱ねるは、まっしろなマシュマロを思わせる優しい愛らしさを秘める。最近では「磯部磯兵衛物語」(WOWOW)で杉野遥亮演じる主人公が憧れる団子屋の看板娘を可憐に好演。これまで小泉今日子や井上真央らが演じた「あんみつ姫」の令和版をリメークするなら、主役は彼女を推したい。

 世代を超えて読み継がれてきたオルコットの小説を原案として現代に置き換えた10月6日放送開始のドラマ「若草物語─恋する姉妹と恋せぬ私─」(日本テレビ系/毎週日曜22時30分~)では仁村紗和(長女)・堀田真由(次女/主演)・畑芽育(四女)との4姉妹役で共演して、長濱は役者志望でおっとりキャラの三女役で出演。

 長濱ねるは1998年9月4日生まれ、長崎県出身。2015年に欅坂46(募集当時の仮称は「鳥居坂46」、現・櫻坂46)のオーディションでファイナリストに残りながら家族との協議で一度は最終審査への参加を辞退するも、素質の高さから特例として、当時は下部組織だった「けやき坂46」(現・日向坂46)に加入。のちに欅坂46兼任となり、グループを牽引するメンバーのひとりとして活躍した。

 欅坂46との兼任になったばかりの頃、長濱を含む4人のメンバーにグループインタビューしたときに、菅井友香(現在は「開運!なんでも鑑定団」のMCとしても活躍中)から「ねるちゃんが努力をしてきたのを見てきているから、途中参加だからといってひけめを感じないでほしい」(「日経エンタテインメント!」16年10月号)という言葉をかけられて、菅井の真横に座っている長濱が今にも泣き出しそうなくらいにうれしそうだった姿が印象に残っている。

 当時の彼女は、人見知りで照れ屋さんだけど、強い意志を内に秘め、表情の変化が見ていて魅力だったので女優としての可能性を感じた。

 19年にグループを卒業後は、指原莉乃の後を継いで「TOKYO IDOL FESTIVAL」の2代目チェアマンに就任したほか、彼女自身も3歳から7歳まで暮らしていた長崎・五島列島を舞台とするNHK朝ドラ「舞いあがれ!」に出演。「院内警察」(フジテレビ系)などのドラマでヒロインを演じた。

「若草物語」で共演するほかの3人は演技経験が豊富だが、長濱も「女の子だけの環境」の演技では、グループ時代のドラマ出演などで培ったアドバンテージがあるはずだ。また今秋からは、ニュース番組「news zero」(日テレ系)にもレギュラー出演する。

「ねる」という個性的な響きの名前は、ジョディ・フォスター主演の映画「Nell」(1995年日本公開)に由来するという。

 同映画の主人公は、人里離れた山で発見された、自分だけの言語を話す少女だった。

 この秋は、自然豊かな五島列島で育ち、自分だけの演技ができる長濱ねるというすてきな才能を、多くの人が発見しようとしている。

(高倉文紀/美少女・女優評論家)

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