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ジャンポケ斉藤慎二 書類送検で「メンバー」呼ばわりに識者が疑問呈す…ピン芸人なら何と報じる?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月8日 9時26分

ジャンポケ斉藤慎二 書類送検で「メンバー」呼ばわりに識者が疑問呈す…ピン芸人なら何と報じる?

斉藤慎二(C)日刊ゲンダイ

 お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二(41)がもはや引退待ったなしの状況だ。

 10月7日朝、各メディアは本人が20代女性に対する不同意性交と不同意わいせつの容疑で書類送検されたと一斉に報道。午後には所属先の吉本興業が契約解除に踏み切ったと発表するなど芸能人生命はもはや風前の灯火。X(旧ツイッター)には《間違いなく斉藤は終わった》と、復帰絶望との見方があふれている。

 その一方で注目が集まっているのが、報道における斉藤の「呼ばれ方」だ。

 通常、刑事事件の場合の報道における呼称は「容疑者」や「被告」だが、斉藤に関しては少なくないメディアが「メンバー」という、何とも珍妙な呼称でネットに配信する記事で表記しているからだ。同志社女子大学でメディアエンターテインメントを研究する影山貴彦教授は、「視聴者が違和感を覚えるのは当然です。皆さん、呆れながら今回の報道を見ているのではないでしょうか」と批判する。

■「さん付け」はやはり違和感が拭えない

 表記の全体的な傾向としては、テレビ局のニュースサイトに掲載されている記事では「斉藤慎二メンバー」「斉藤メンバー」という表記が目立ったのに対し、スポーツ紙のニュースサイトの記事では「斉藤慎二」「斉藤」といった呼称をつけず「呼び捨て」による表記が目立つなど、対応が割れている。

 この状況について影山氏は、「報道で使われる『容疑者』という言い方は、法律上の『被疑者』に100%重なるものではなく、そこから報道の際にブレが生じてしまうのではないか」としながらも、「メンバー」呼ばわりに対しては苦言を呈す。

「そもそも、刑事上の疑いをかけられている人を『メンバー』と呼ぶのは日本語としておかしいです。メディアたるもの、常に正しい日本語で情報発信を行うべきですから、これはメディアの沽券に関わる誤用と言えるでしょう。さらに言うなら、斉藤はトリオですが、ピン芸人が訴追された際には何と呼ぶのでしょうか? 『さん付け』はやはり違和感が拭えませんから、現状、書類送検のみで逮捕状が執行されていない段階では呼び捨てが落としどころではないでしょうか」

■過去には「山口メンバー」「稲垣メンバー」も

 なお、「斉藤メンバー」という呼称に対しては《ジャンポケ斉藤が、メンバーになってて、既視感…はっ!山口達也メンバー!》といった声も多い。実際、元TOKIOの山口達也(当時46)が2018年4月に女子高校生に対する強制わいせつ容疑で書類送検された際には「山口メンバー」という表記が少なくないメディアで使われていた。また、古い例では2001年8月に道路交通法違反と公務執行妨害で逮捕された元SMAPの稲垣吾郎(当時27)の例もある。

 上述の影山氏は、用法上はおかしい点があるにもかかわらず、「容疑者」の代わりに「メンバー」が使われてしまう例が散見される点について、「『容疑者』という言葉は印象が強烈なので、報じる側に確証がない場合には使われてしまい、それに対する視聴者からの違和感がその都度噴出する」という悪しき例がその都度繰り返されてしまうのではないか」と指摘した。

「メンバー呼ばわり」がなされるたび、視聴者からの違和感は必ず噴出することだろう。

  ◇  ◇  ◇

 そもそもが「不倫キャラ」だった斉藤慎二だけに、今回の一件は驚きというよりも「やっぱり」が広がっている。●関連記事【もっと読む】ジャンポケ斉藤は芸能界追放へ!抑えられなかった“異常な性衝動”…不同意性交で吉本が契約解除…では、斉藤がこれまでに見せていた「片鱗」について伝えている。

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