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巻き爪は悪化すると歩けなくなる!一度の施術で痛みがかなり軽減する「3つの方法」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月8日 9時26分

巻き爪は悪化すると歩けなくなる!一度の施術で痛みがかなり軽減する「3つの方法」

ヒールの高い靴がリスクを高める(C)日刊ゲンダイ

 涼しくなりサンダルから靴を履く機会が増えた人は一層、巻き爪のつらさを改めて感じているかもしれない。巻き爪とは、爪の先端の角の部分が内側に湾曲し、皮膚に食い込んでいる状態のこと。ひどくなると食い込んだ箇所が炎症を起こし、歩くのも困難なほど痛みが増す。処置が早いほど治りも早く、QOL(生活の質)を阻害されない。

  ◇  ◇  ◇

 炎症までいくと皮膚科での治療が必要となるが、巻き爪の矯正ならフットケアの専門店で受けられる。「東京フットケア協会」代表理事で、足のトータルケアサロン「フットアドバンス」代表の山本孝志さんは、3つの方法を提案しているという。

「①ワイヤ法、②プレート法、③フック法で、それぞれメリット、デメリットがあります。その人の巻き爪の状態や痛む場所などをヒアリングし、適した方法を選択します」(山本さん=以下同)

 ①ワイヤ法は、フリーエッジと呼ばれる爪上部の白い部分の両側に小さな穴を開け、そこに形状記憶合金ワイヤを通して装着。ワイヤの“元に戻ろうとする力”を利用して、巻いてしまった爪を矯正する。

「ワイヤは歯の矯正などにも使用されるもので、太いワイヤほど矯正力が強い。種類が多く、個々の爪の曲がり具合や爪の厚さに応じて選びます。効果を感じやすい方法ですが、爪先端に白い部分がなければ装着できません」

 爪に穴を開ける際はドリルを使用する。後述するフック法もそうだが、爪に何かを施しても、爪には神経がないため、痛みは感じない。

 深爪で爪に白い部分がない人は、爪が伸びるまでワイヤ法はできない。そんな場合、②プレート法を検討する。爪の表面に形状記憶のあるプレートを専用の接着剤で貼り付ける方法だ。

「プレートの弾力性が巻いた爪を矯正します。深爪でもできる一方で、矯正力はワイヤ法より緩やか。また、接着剤で貼っているとはいえ、日常生活を送っている間に取れやすいというのもデメリットです」

 深爪の人はプレート法から始め、爪が伸びて白い部分が見えてきたらワイヤ法に切り替えるケースが多い。

 巻き爪は、爪の上部に痛みを感じる人がほとんどだが、まれに爪の真ん中あたりに痛みを感じる人もいる。

「その場合、爪の真ん中に器具を付けられる③フック法をお勧めしています。爪の両端に鉤状になったフックを2本引っかけ、専用の接着剤やジェルで固定します。巻いてしまった爪の端の部分をフックが元に戻ろうとする力で持ち上げ、巻き爪を矯正します」

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