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投打で物足りないドジャースに大谷「投手・外野起用待望論」浮上…指揮官は否定も議論は過熱必至

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月9日 11時32分

投打で物足りないドジャースに大谷「投手・外野起用待望論」浮上…指揮官は否定も議論は過熱必至

大谷翔平(C)共同通信社

 熱望していたポストシーズン進出を果たしたドジャース・大谷翔平(30)。

 同地区のライバルであるパドレスとの地区シリーズ(DVS)第2戦でダルビッシュ有(38)に抑えこまれたとはいえ、初戦でポストシーズン第1号を放った。リーグをまたいで2年連続本塁打王の貫禄を示したが、MVPトリオの一角であるベッツとフリーマンが大ブレーキなのだ。

 大谷の後の2番を打つベッツは、この2試合で6打数無安打2三振。奇しくも2022年、パドレスとのDVS第3戦の第1打席で中前打を放ったのを最後に、翌23年のポストシーズンも快音が響かず、実に29打席連続無安打中だ。

 メジャーを代表するクラッチヒッターである3番フリーマンは、ここまで7打数2安打ながら、レギュラーシーズン終盤に痛めた右足首捻挫の回復が遅れ、第2戦では途中交代。パドレスの本拠地ペトコパーク(サンディエゴ)に舞台を移した9日の第3戦は「3番・一塁」でスタメンに名を連ねたとはいえ、ロバーツ監督によれば、まだ痛みがありながら、本人の希望で強行出場に踏み切ったという。

 今ポストシーズンは2試合を終えた時点でドジャースのチーム打率は.234。レギュラーシーズン(同.258=リーグ3位)で強打を誇った打線しては物足りない。

 さらに故障者が続出した先発陣は第1戦の山本が3回5失点、第2戦のフラハーティが5回3分の1で4失点。救援陣も安定感を欠き、チーム防御率7.50は出場12チーム中ワーストだ。マスコミ関係者が言う。

「チームは20年以降、世界一から遠ざかっている上に、投打とも万全とは言えない、それだけにドジャースの地元ロサンゼルスでは大谷の投手復帰の前倒しや守備起用への待望論が再燃しかねません」

 昨年10月に右肘靭帯修復手術を受けた大谷の投手復帰や守備での起用を巡っては、ブランドン・ゴームズGMが3日、「ポストシーズンでオオタニが投げるのは想定していない。ドジャースでの投手デビューは、来年3月までないのは確実だ」と、当初の予定通り、来年3月18、19日のカブスとの日本開幕シリーズになると明言。大谷の野手起用に関しても、ロバーツ監督が「ノー。守備に就くことはないだろう」とキッパリ否定している。

 が、世界一を目指す上で、現有戦力では心もとないのも確かだ。仮にリーグ優勝決定戦、ワールドシリーズと勝ち進めば、またぞろ、チーム内外で大谷の投手、守備起用を求める声が浮上しても、不思議ではない

 実際、大谷はこれまでDHを独占してきたが、仮に守備に就けば、故障を抱えながらも勝負強い(得点圏打率.295、7本塁打、69打点)フリーマンを指名打者で起用できるメリットは大きい。

 大谷はドジャース移籍にあたり、一塁手と外野手用のグラブを用意し、開幕後は守備練習も行っている。投手としても、すでにブルペンでの投球練習を再開し、150キロ超の直球を投げ込んでいる。

 ドジャースがポストシーズンを勝ち進めば進むほど、大谷の起用を巡る議論はヒートアップしそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷がまだ世界で無名だった頃に日刊ゲンダイに明かした「投打の理想」とはいったいどのようなものか。決して避けられないと悟っていた「永遠の課題」とは。その時々でなにを考え、なにを思っていたのか。改めて読み返すことで、大谷の今が見えてくる。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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