1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

政界引退の足立康史議員による“復讐”まで囁かれ…衆院選後に維新を待ち受ける「分裂劇」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月9日 9時26分

政界引退の足立康史議員による“復讐”まで囁かれ…衆院選後に維新を待ち受ける「分裂劇」

足立康史衆院議員は反撃するのか(C)日刊ゲンダイ

 ただでは終わらなそうだ。

 日本維新の会から党員資格停止処分を受けている足立康史衆院議員(58=大阪9区)が政界引退を表明。4月の衆院東京15区補欠選挙で党の対応を批判し、6月に6カ月の党員資格停止処分を受けた。次期衆院選に無所属で立候補する考えを示していたが、維新が対抗馬を擁立する方針であることを踏まえ、分裂選挙を避けるために決断したという。

「足立さんの復讐が始まるだろう」と言うのは、ある維新関係者だ。

「足立さんが批判したのは、15区補選で違法な疑いのあるビラを陣営が配っていたこと。ただ、選挙中だったため東京維新の幹部が激怒。『現場を混乱させた』との理由で足立さんの処分を求めた。特に『足立だけは許さん』と激しかったのは音喜多駿政調会長でした。結果的に足立さんは処分され、引退にまで追い込まれた。そのため、足立さんと彼の支援者は恨み骨髄。衆院選で東京1区から出馬予定の音喜多さんを落選させるために、候補者をブツけてくるのではと囁かれています。実際、出馬に意欲を示している支援者もいるようです」

 東京1区の主な候補予定者は、立憲民主党の海江田万里衆院副議長と自民党の山田美樹議員。音喜多は参院東京選挙区からの鞍替えで地縁がなく、ただでさえ当選は厳しいと目されている。他に“維新的”な候補が出馬したら票が割れ、ひとたまりもないだろう。

■党創設者が“新生維新”立ち上げか

 それにしても、党勢低迷が著しい維新はこんな内ゲバにかまけている場合ではないはずだ。衆院選でボロ負けしかねないだけでなく、選挙後は「分裂」する可能性が高まっているのだ。永田町では「維新創設者の橋下徹元大阪市長と大阪府の吉村洋文知事が党を割り、都知事選で名前を売った石丸伸二・前安芸高田市長と手を組み、“新生維新”を作るのでは」と囁かれている。

 前出とは別の維新関係者が言う。

「何を考えているか分からない石丸さんはともかく、橋下さんが吉村さんと新たな政党を立ち上げる可能性はある。橋下さんは古い政党になり下がった今の維新を潰すべきと考えている。馬場伸幸代表ら現職役員を除き、関西組の一部を引き連れていくだろう。まず、東京組とは決別するとみられています」

 果たして、維新はどこまで落ちていくのか。

  ◇  ◇  ◇

 石破首相は、衆院選に立候補を予定している裏金議員ら50人をどう扱うのか。●関連記事【もっと読む】『これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速』で詳報している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください