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お茶の間の人気者は野球選手からバレーボール選手に?「SVリーグ」11日開幕も…

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月10日 9時26分

お茶の間の人気者は野球選手からバレーボール選手に?「SVリーグ」11日開幕も…

インスタのフォロワー数275万超の髙橋藍(C)JMPA

 バレーボールの新たなトップリーグ「SVリーグ」が11日に開幕する。2027年までの完全プロ化を目指したセミプロリーグで、現段階では選手のプロ契約を絶対条件としていない。

 バレーボールプロ化構想の歴史は30年前にさかのぼる。サッカーJリーグが開幕した1993年の翌年、94年から「プロ化」の声が挙がっていた。そこから幾度となく頓挫しながら、マイナーチェンジを繰り返してきた。今度こそ成功するのか。

 スポーツライターの小林信也氏はこう言う。

「バレーの強みは知名度や人気の高さ。一方で、アンバランスな部分が多いのが課題です。ひとつは、すべてのチームがプロ化を目指していないところ。今まで企業がチームを支えてきたため、独立採算制に抵抗があり、企業との兼ね合いがうまくいっていないのも確か。選手は①プロ、②1年契約のプロ、③完全社員という3種類に分かれているのが現状です」

 課題はまだある。

「男子バレーの約80%が女性ファンなのです。B(バスケットボール)リーグのファンは男性55%、女性45%とほぼ半々といわれる。バレーはチームや地域というよりも選手個人を応援しているファンが多いので、地域の応援に結びつきづらい側面もあるのではないか。プロスポーツとして地域密着型を目指すのであれば、ファミリー層のファンが一定数いなければ厳しいといわれています」(小林氏)

 いわゆる〝箱推し〟はチームが地域に根ざす上で基本。それも含めてバレーはバスケやサッカーと再三にわたって比較されてきた。このSVリーグのチェアマンには、Jリーグで常務理事としてクラブライセンス制度導入に携わり、Bリーグでもチェアマンを務めた大河正明氏が就任。ほかにもバスケ界やサッカー界から引き抜かれたスタッフが事業に携わっている。

「Jリーグのときはサッカーの人気がないという危機感から、Bリーグは2団体の混在によってFIBAから資格停止処分を受けた緊急事態に直面し、新リーグが発足しました。どちらも必要に迫られた形でできたものだった。でも、バレーはもともと人気があり、世界的にみても、相応の実力はある。サッカーやバスケと比べて必然性が弱いところが気になります」(小林氏)

 もともと国内のバレー人気は高い。SVリーグの開幕戦はフジテレビがゴールデンタイムでの地上波中継をする。新リーグの成否はいかに――。

  ◇  ◇  ◇

 一方、男子バレーの人気は「パリ五輪がピーク」という懸念もあり、実際に「危険な兆候」も見て取れる。いったいどういうことか。男子バレー界に何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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