1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

《マジで日程空きすぎ!》巨人・菅野智之「CS改革案」ブチ上げは日本球界への置き土産

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月10日 9時26分

《マジで日程空きすぎ!》巨人・菅野智之「CS改革案」ブチ上げは日本球界への置き土産

菅野智之(C)日刊ゲンダイ

 巨人の菅野智之(34)が調整登板で状態の良さをアピールした。

 昨9日に宮崎で行われているフェニックスリーグで、4回を投げて2安打無失点。先発が予想される17日のCSファイナルステージ(S)第2戦へ向け、「何の不安もない」と言い切った。

 昨季は自己ワーストの4勝(8敗)に終わったものの、今季はリーグトップの15勝(3敗)をマーク。防御率もリーグ2位の1.67と4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献すると、先日は米報道を受け、今オフに海外FA権を行使し、米大リーグ移籍を目指す意向を表明したばかりだ。

 2013年の入団以来、長年エースとしてチームを支えてきただけに、吉村編成本部長は「今までのチームへの貢献度、今年の優勝に対する彼の力は認めている。彼の意思は尊重してあげたい」と語っている。

 そんな菅野がこの日、CSの日程に関してモノ申した。

 この日の調整登板がリーグ優勝を決めた9月28日以来、中10日の登板となったことや10月2日のシーズン最終戦からCSフィナルSまで2週間も空くことについて、こう言ったのだ。

「日程が空きすぎるので、ちょっとここは考えてほしいなって思うところではあるんですけど……」

 かねてリーグ優勝を決めたチームの実戦間隔が空くことは懸念材料で、ナインから苦情が出ていた。菅野は「本当に(CSまで)空きすぎるなってマジで思う。やっぱり日程見直しというのは必要だと思います」とピシャリである。

 雨天中止などによる未消化試合の開催を考慮する必要があるとはいえ、米球界関係者がこう明かす。

「メジャーではシーズン終了の翌日からワイルドカードシリーズが始まっています。今季39本塁打と41盗塁をマークし、ドジャースの大谷に続く2人目の『40-40』を目前にしていたガーディアンズの32歳ラミレスは、本拠地クリーブランドでの最終戦が悪天候のため中止。順延開催されるのかと思ったら、すでにポストシーズンのシード順が確定していたため、試合自体が消滅した。ポストシーズンの邪魔をしないためで、メジャーはファンを楽しませるため、間延びしない日程を徹底する。

 今年からプレーオフの優勝決定シリーズが、両リーグとも5試合以下で終了した場合、その先のワールドシリーズの開幕を10月26日から23日に前倒しすることが決まっている。日本の球団幹部は『チケットをあらかじめ売っていることもあり、CSや日本シリーズの日程を急きょ変えるなんて絶対に無理。あり得ない』と漏らしていた。メジャーができるんだから、努力しないだけ。菅野本人がそう思っているかはともかく、こういう日本の保守的な体制に不満を抱いている選手も少なくありません」

 菅野は18年から6年間、巨人の選手会長も務めただけに、思うところがあったのかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 そんな菅野がメジャー挑戦を表明したことにより、主砲・岡本が今オフのメジャー挑戦を断念する可能性が高まっている。岡本の流出は既定路線と見られていただけに、なぜか。菅野とどう関係しているのか。いったい巨人に何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください