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ダルビッシュが温める大谷封じの分厚い「黒革の手帖」 観察眼だけじゃない“とっておきの武器”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月11日 9時26分

ダルビッシュが温める大谷封じの分厚い「黒革の手帖」 観察眼だけじゃない“とっておきの武器”

ダルビッシュ(C)共同通信社

 日本時間10日の地区シリーズ第4戦でドジャースに大敗したパドレスのシルト監督は、2日後の第5戦へ向け、「金曜日(同12日)の第5戦が楽しみだ。とても面白い試合になるだろう。我々は(第5戦の先発)ユウ・ダルビッシュに自信を持っている。ブルペンも万全の状態だし、素晴らしい先発とブルペンで臨める」と自信を見せた。

 パドレスは地区シリーズ第2戦に先発し、7回1失点で勝利投手になっているダルビッシュ有(38)が、負けたら終わりの最終決戦に先発する。第2戦ではドジャース大谷を完璧に封じた。さる米球界関係者がこう言った。

「最初の打席は1球も同じ球種を投げなかった。2打席目はスプリット、3打席目はカーブを多投して大谷に自分のスイングをさせず、3タコに封じた。研究熱心なダルのこと。5戦目にもつれた時のために、第2戦とは別の配球を考えているのではないか」

 ダルは第2戦後、「球種だけでなくて、足を上げている時間をちょっと変えたりとか工夫した。反応だったり、自分の球に対するスイングとかも見ながら」と大谷対策を明かしていた。そんな鋭い観察眼の他にも、ダルにはとっておきの“武器”がある。

「自身専用のノートというか分厚いファイルです。昨年のWBCの合宿時に、メジャーリーガーの打者の膨大なデータを持ち込み、対戦経験のある選手の特徴や攻略法を侍ジャパンのバッテリーに伝授。ミーティングにも参加して、相手国の分析、対策に大きな成果をもたらし、栗山監督やコーチ、選手を感激させた。かつて同僚だったニック・マルティネス(現レッズ)は『球種を操ることにかけては球界一。他の選手をよく見ているし、彼はいつもセイバーメトリクスをチェックしている』と言っている。ダルはデータを統計学的に客観的に分析し、戦略を考えることに長けている」(同)

 パドレスの同僚マスグローブは「誰よりも映像を見て研究している。とにかく好きでたまらないという感じ」と証言している。

 大谷を通算8打数1安打に抑えているダルの「黒革の手帖」には、ここ一番のために温存している大谷ら、ドジャース打線封じの秘策が記されているともっぱらだ。

  ◇  ◇  ◇

 ダルと大谷の両天才には、「生き方」「考え方」において決定的に異なる点がある。いったいどこがどう違うのか。これまでの発言と選択を紐解いていくと、見えてくるものがある。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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