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4都県7件連続強盗は「ルフィ事件」から多くを学んだ? 実行役逮捕でも懸念される解決長期化

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月11日 11時22分

4都県7件連続強盗は「ルフィ事件」から多くを学んだ? 実行役逮捕でも懸念される解決長期化

埼玉・所沢の事件で逮捕された森田梨公哉容疑者(C)共同通信社

 東京、埼玉、神奈川、千葉の4都県にわたり、8月29日以降に相次いでいる連続強盗事件――。実行役として公開手配中だった住所・職業不詳の森田梨公哉容疑者(24)が7日、逮捕された。翌8日には警察庁が彼の出身地・福岡を合わせた5都県警の幹部らを集め、捜査会議を開催した。

「会議の冒頭で警察庁の谷滋行刑事局長は『国民の体感治安に大きく影響を及ぼしている』と強い危機感を表し、事件の全容解明と指示役の摘発を指示しました」(社会部記者)

 一連の事件のうち、埼玉県所沢市で起きた強盗事件では森田容疑者を含め、すでに20~40代の実行役とみられる男ら4人が逮捕されている。森田容疑者は国分寺で起きた強盗事件への関与もほのめかす供述をしているという。

「森田ら実行犯は2022年から23年にかけて起きた連続広域強盗事件、いわゆる“ルフィ事件”と同じく闇バイト募集に応募し犯行に加担。指示役から秘匿性の高い通信アプリ『シグナル』で指示を受け犯行に及んでいます。国分寺と所沢の事件では同一とみられるアカウントから指示が出されていました」(同前)

 あたかもルフィ事件を彷彿とさせる今回の連続強盗事件。しかし、ルフィ事件からの学習なのか、手口はより「高度になっている」(同前)という。

「指示役らはルフィ事件で世間から注目された“闇バイト”という言葉を使わずに“ホワイト案件”などと実行犯役を募集。犯行に使用する刃物などを購入する際、アリバイのために“野菜も一緒に買え”などの指示も出しています。ルフィ事件の時にはそうした緻密さはありませんでした。足がつかないため、犯行に使用した携帯を回収するなどの用意周到さも今回の事件では持ち合わせています」

 3人の指示役がいたとみられるルフィ事件だが、今回も「松本」「大谷」などを名乗る人物から指示が出されていたことがわかっている。

「ルフィ事件では犯行グループの概要を知る人物から任意での捜査協力もありましたが、今回の事件では今のところ有力な情報は得られていないようです。事件は長期化する可能性も考えられます」(同前)

 早期解決に警察の威信がかかっている。

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