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ドジャース山本由伸の信頼度はダルビッシュと対照的…急転直下の先発決定は「苦肉の策」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月12日 9時26分

ドジャース山本由伸の信頼度はダルビッシュと対照的…急転直下の先発決定は「苦肉の策」

山本由伸(C)ロイター/USA TODAY Sports

 ドジャース山本由伸(26)が日本時間12日、リーグ優勝決定シリーズ(LCS)進出をかけてパドレスとの地区シリーズ第5戦に登板。相手先発のダルビッシュ有(38)とポストシーズン史上初の日本人投手同士による投げ合いが実現した。

 現地時間午後2時から行われた前日会見でデーブ・ロバーツ監督は、この日の先発について「まだ決まっていない。もちろんヨシノブは含まれているが、どういう形で起用するかは分からない」と話すにとどめた。救援投手で継投するブルペンゲームの可能性もあるとし、山本を2番手以降で起用する方針を示唆していた。

 第5戦にはフラーティーを中4日で起用する選択肢もあったとはいえ、由伸は第1戦で3回を5失点、フラーティーは5回を4失点といずれも精彩を欠いた。

 球団が夜10時になって急きょ、山本の先発を発表したのは、相手をかく乱する狙いも透けて見えるが、実際問題として「苦肉の策」なのは明らかだ。

 今季、投手史上最高額の12年総額455億円で入団した山本は6月上旬までに6勝(2敗)を挙げ、順調に白星を積み重ねながら、同16日に右肩腱板損傷で負傷者リスト(IL)入り。9月11日のホワイトソックス戦で復帰してからは計4試合で1勝0敗、防御率3.38。イニングは最長で5回、球数は79が最多で、パフォーマンスは本調子には程遠い。

 しかも、地区シリーズ第1戦では相手に癖を見抜かれ、球種がバレていたことが発覚。開幕前にも同様に球種が筒抜けだったことが判明し、投手コーチや映像分析の担当者らが一体となってフォームの改良を図ったはずだったが、ポストシーズンに入って再び不安が露呈した。ロバーツ監督は前日会見で「その問題は解決した」と断言したものの、パ軍シルト監督がダルへの絶大な信頼を口にしたのとは対照的に、大一番での起用に尻込みしていた面もあるという。

 現地特派員が言う。

「ロバーツ監督は故障でパフォーマンスが低下した由伸に全幅の信頼を置いているわけではありません。エース右腕のグラスノー(右肘腱炎)、ストーン(右肩痛)ら先発投手が万全であれば、由伸をポストシーズンの登録から外し、来季に備えさせたはずです」

 大一番での「由伸緊急先発」は、故障者続出に喘いだ今季のドジャースを象徴していると言えそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな山本には「メジャーワーストクラス」の致命的欠点があり、ポストシーズンに大きな不安を抱えている。いったいどういうことか。山本の「心配なデータ」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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