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大谷が躍動するほど選手とファンの「メジャー流出」が加速…巨人菅野も間延びCS日程に「異議アリ!」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月12日 9時26分

大谷が躍動するほど選手とファンの「メジャー流出」が加速…巨人菅野も間延びCS日程に「異議アリ!」

大谷翔平(C)共同通信社

 メジャーのプレーオフが日本のファンを虜にしている。

 ナ・リーグの地区シリーズは、大谷翔平(29)、山本由伸(26)のドジャースと、ダルビッシュ有(38)、松井裕樹(28)のパドレスが大激戦を繰り広げ、2勝2敗のタイで行われた第5戦は、メジャー史上初めて、山本とダルによる日本人先発投手の投げ合いが実現した。

 注目度は高い。NHK総合が地上波中継した第1戦(6日=13時5分)は、個人視聴率8.0%、世帯視聴率13.5%と高視聴率をマーク(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。テレビのニュース番組、ワイドショーはもちろん、スポーツメディアも連日、大谷やダルビッシュの話題で持ち切りだ。

 そんな中、日本球界でポストシーズンのあり方について声を挙げたのが、巨人の菅野智之(34)である。

 さる9日、宮崎のフェニックスリーグでCSファイナルステージに向けて調整登板。これが9月28日以来、中10日での登板となったうえ、CSファイナルの開幕が巨人のシーズン最終戦の10月2日から2週間も空くこともあって、

「ちょっと日程が空きすぎるので、ちょっとここは考えてほしいなって思うところではあるんですけど…」

「本当に空きすぎるなってマジで思うので。やっぱり日程見直しというのは必要だと思います」

 などと、現行のCS日程の変更を切実に訴えたのだ。

 日程間隔が空くのは巨人だけに限らない。12日から始まるCSファーストステージは、8日にシーズン最終戦を終えたパ2位の日本ハムこそ中3日で迎えるものの、セ2位の阪神は最終戦(3日)から中8日も空く。どうしたって間延び感は否めない。

 一方のメジャーは、日本時間10月1日に全日程が終了し、その翌2日からプレーオフのワイルドカードシリーズがスタートした。シーズン終了日を事前に設定し、試合自体が消滅することもある。プロ野球の空白期間がファンの目をメジャーに向かせる要因になっているともいえる。

「選手としても、レギュラーシーズンから一気にポストシーズンに入りたいはずです」と言うのは、ヤクルト、楽天OBの飯田哲也氏だ。

「日程の問題は難しい部分はあると思います。メジャーは事前にシーズン終了日を設定し、その日までに試合が消化できなければ打ち切りになる。雨天中止が決まるとダブルヘッダーで試合を消化するなど、試合を極力、先送りしない。移動も大変です。ただ日本は、自前の本拠地球場を持っていないため、球場を確保するためには他のイベントとの兼ね合いも考慮しなければいけない。シーズン終了からポストシーズンまでが間延びしないようにするためには、ダブルヘッダーを導入したり、臨機応変に球場を確保できるようにしたり、現行の143試合から試合数を減らすのも手かもしれません」

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