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岡田阪神“強制終了”は「事実上の解任」…体調不良で異例の退任会見ナシなど誰も信じない

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月15日 11時23分

岡田阪神“強制終了”は「事実上の解任」…体調不良で異例の退任会見ナシなど誰も信じない

退任した岡田監督(C)共同通信社

 今季限りで退任する阪神の岡田彰布監督(66)が、ついに終戦を迎えた。

 13日、CSファーストステージでDeNAにアッサリと連敗。試合後の会見では開口一番、「ひっどいなぁ。最後の最後に」と苦笑い。中野や梅野ら選手に苦言を呈するなど、最後の最後まで「岡田節」全開だった。

 その岡田監督は今後、フロント入りすることが決まっているが、チームはCS開幕前から終戦ムードが漂っていた。レギュラーシーズンでV逸が決まった直後に岡田監督の退任が決定。昨季は18年ぶりリーグ優勝&38年ぶり日本一を達成し、今季も最後まで巨人と優勝を争い、2位に健闘した。が、球団はその大功労者に続投要請をすることなく、任期満了での契約終了を通達。事実上の「解任」といっていい。

 さらにCSが控える中、岡田監督の退任が報じられ、昨14日、球団OBの藤川球児氏(44)の次期監督就任が正式に発表された。事実上、ストーブリーグに突入した。

 岡田監督は退任が決まったことで張り詰めていた糸が切れたのか、体調を崩し、CS直前に風邪で練習を欠席。咳き込みがひどく、眠れない状態が続いたという。案の定、CSで完敗した。

 そして大きな波紋を呼んだのが、岡田監督による退任会見の中止だ。

 阪神では、シーズン終了翌日をめどに、監督がオーナー報告と会見を行うのが通例だ。粟井球団社長は会見中止に関して、岡田監督の体調不良を理由に挙げていたが、そもそもオーナー報告、会見ができないほど体調が悪ければ、CSで指揮を執り、試合後に取材対応ができたのかどうか。球団社長の説明を信じる関係者は皆無だ。

 コーチ経験のある球団OBは、「退任会見がないのは異例。2018年オフに任期途中で解任された金本知憲監督でさえ、球団事務所で『囲み』とはいえ、退任会見を行った。フロントは岡田監督に会見してほしくなかったのではないか」と、こう続ける。

「今年、監督の人事権が阪急側から阪神側の手に戻った。阪神側からすれば、2年前に阪急側が指名した岡田監督の退任は既定路線でした。退任ありきのフロントの姿勢に、続投意欲もあった岡田監督が不信感を抱いたとしても不思議ではない。フロントが岡田監督の健康面を配慮したのは確かでしょうけど、ただでさえ歯に衣着せぬ発言をするだけに、退任会見でアレコレ耳が痛いことを言う可能性もある。直後に藤川新監督の船出も控えていますからね。球団は岡田監督に対し、フロント入りすることを交換条件に、会見自粛を申し入れたのではないか」

 ともあれ、名将の肉声なき退任を惜しむファンは少なくない。もっとキレイな終わり方はなかったのか……。

  ◇  ◇  ◇

 岡田監督だが、仮にアレンパを達成していても「解任」させられていた可能性が高い。いったいどういうことか。阪神に水面下で何が起きていたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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