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大谷はNYの「気温」と「時差」に苦戦必至…17日から完全アウエーのメッツ3連戦

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 9時26分

大谷はNYの「気温」と「時差」に苦戦必至…17日から完全アウエーのメッツ3連戦

大谷翔平(C)ロイター/USA Today Sports

 前日と真逆の展開になった。日本時間15日のドジャースとメッツのリーグ優勝決定シリーズの第2戦。二回までに6点を失ったドジャースがそのまま押し切られ、3-7で敗れて1勝1敗となった。14日の初戦は二回までに3点、四回までに6点を奪ったドジャースが9-0で先勝したが、メッツの逆襲にあった。

 大谷翔平(30)は変則左腕のマナエアの変化球にタイミングが合わず、2三振を喫するなど3打数無安打。米メディアから「打撃を狂わされたかもしれない」と指摘する声が挙がる中、大谷らド軍ナインには「2つの敵」が待ち受ける。

「17日の第3戦から、決戦の舞台はロスからメッツの本拠地・ニューヨークに移りますが、まず挙げられるのが気候の問題です。ド軍はポストシーズンに入ってからの計7試合をいずれも温暖な西海岸で戦ってきた。ドジャー・スタジアムで行われたこの日のメッツ戦も最高気温21度、最低気温14度と快適でした。が、17日から戦うニューヨークの気温はこの日が最高13度、最低5度。ニューヨークで戦ったア・リーグ優勝決定シリーズのヤンキース対ガーディアンズの試合に足を運んだヤンキースタジアムの観客はニット帽をかぶり、審判は手袋をするなど完全に冬の様相です。ド軍ナインは気候への対応が求められます」(現地特派員)

 元メッツ投手で解説者の五十嵐亮太氏も出演したテレビで「気温が違い過ぎると、特に投手の指先の感覚が狂ってくる」と指摘していた。

 もうひとつの敵は、「時差」だ。ニューヨークでの第3戦の試合開始は現地20時8分。西海岸とは3時間の時差があり、ロサンゼルスの時間で言えば23時8分のプレイボールということになる。ドジャースが3時間の時差がある敵地で戦うのは、9月20日のマーリンズ戦以来、27日ぶりだ。全米を横断してシーズンを戦うメジャーリーガーにとって時差は当たり前のこととはいえ、大谷は6月のヤンキース戦でニューヨークのファンからヤンキースタジアムを揺るがすような大きなブーイングを浴びた。完全アウエーの球場の雰囲気を含め、17日からの敵地での3連戦は大谷にとってもシビアな戦いになりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 ただでさえドジャースの勢いは完全失速。15日は大谷ですら「見せ場ゼロ」に終わり、かねてより不安視されていた投手陣も完全崩壊した。いったい何が起きていたのか。

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