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「絶対的助っ人守護神」めぐり巨人、DeNA、ソフトBがCSファイナル“番外戦” 10億~15億円の攻防か

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 9時26分

「絶対的助っ人守護神」めぐり巨人、DeNA、ソフトBがCSファイナル“番外戦” 10億~15億円の攻防か

マルティネス(C)日刊ゲンダイ

「最後には自分たちが勝つんだって、そこだけはしっかり腹を据えてやっていきたい」

 巨人の阿部慎之助監督(45)が昨15日、東京ドームでの全体練習前に、ナインに向けてこう訓示した。

 16日からDeNAとのCSファイナルステージが始まるが、9月26日のDeNA戦で内角球をよけて転倒した際、自身の肘で左ろっ骨を骨折した吉川の出場について、阿部監督は「登録しない。他のメンバーで頑張ってもらう。日本シリーズもどうかなっていうところ」と明かした。巨人は好調の3番打者を欠いての戦いとなるが、水面下ではCSファイナル出場チームによる「番外戦」が繰り広げられている。

 今季43セーブを挙げ、2度目のタイトルを獲得した中日の絶対的守護神ライデル・マルティネス(27)の去就が注目されているのだ。今季で3年契約が切れるため、中日は年俸2億円から大幅増の契約を用意して慰留する方針。井上新監督も「直談判する」と腕まくりしているものの、中日はマネーゲームには応じない方針だから分が悪い。そんな中「DeNAとソフトバンクが興味を示している」と米国の記者が伝えている。さる米球界関係者がこう言う。

「ある球団からは800万~1000万ドル(約12億~15億円)規模の契約を提示されているとのこと。さすがに今季の年俸2億円から15億円にジャンプアップするかは別として、中日関係者によれば、最低でも1年10億円以上が必要でギブアップ寸前だそうです。契約が切れるのを待っていた巨人も、まだ諦めていません」

 争奪戦に名乗りを挙げているとされるソフトバンクは、キューバ人投手のモイネロがリリーフから先発に転向して11勝。1.88で最優秀防御率のタイトルを獲得し、かつては主砲のデスパイネも在籍した。

 DeNAも以前にグリエルを獲得しており、ともに政府とのコネはある。そして巨人だ。球団OBが言う。

「マルティネスは原監督時代の数年前からずっと調査を続けてきた、いわば恋人のような投手。かつての久保球団社長はキューバ政府と強いパイプがあり、中日から2018年に巨人に移籍したゲレーロが『東京ジャイアンツの社長は(キューバの最高指導者)カストロと話ができる人なんだって。それはとんでもなくスゴいことなんだ。さすが日本のヤンキースだよ』と感心して巨人移籍を決断したそうです。14、15年には『キューバの至宝』といわれたセペダも在籍した。抑えには大勢がいるが、もしライデルが取れたら、大勢を先発に回すこともできますから」

 今季は落ち着いたとはいえ、昨季はリリーフ陣が崩壊して4位に沈み、17年間の原政権が終わっている。阿部監督も躍起になって絶対的守護神を取りに行く。

  ◇  ◇  ◇

 中日が抱える問題はそれだけではない。立浪前監督が寵愛していた中田翔の扱いにも井上新監督は頭を抱えることになりそうだ。いったいどういうことか。いま、中日で何が起きているのか。中田翔が引き起こす「ジレンマ」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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