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佐々木朗希めぐりドジャースに“また”タンパリング疑惑…一部メジャー球団がMLBに猛抗議!

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 9時26分

佐々木朗希めぐりドジャースに“また”タンパリング疑惑…一部メジャー球団がMLBに猛抗議!

佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ

 今オフ、ポスティングシステムによるメジャー挑戦がウワサされるロッテの佐々木朗希(22)に関してドジャースのタンパリング(事前交渉)疑惑が浮上。一部のメジャー球団がMLB(大リーグ機構)に抗議していることが日刊ゲンダイの取材でわかった。

 疑惑の対象はドジャースのフリードマン編成本部長の発言だ。

 同編成本部長は去る10月1日、楽天打線を5安打1失点に抑えて完投勝利を挙げた佐々木の投球をネット裏から視察。佐々木に関して「彼に素晴らしい才能があるのは明らか。これまで様々な才能のある投手を見てきたけれど、彼は過去に米国に来た才能ある投手たちの仲間に入る人材」と話したことが、「タンパリングにあたるのではないか」という抗議につながったようなのだ。

「佐々木に今オフ、メジャー挑戦の可能性があることは日米両球界で周知の事実。実際、佐々木が登板した1日の試合はMLB10球団のスカウトや編成責任者が視察に訪れている。そんな状況下で、仮にもメジャー球団の編成責任者が、まだロッテと契約中の佐々木を絶賛したのは、秋波を送ったに等しい行為と受け取られたのですよ」(マスコミ関係者)

 ドジャースの佐々木に対するタンパリング疑惑は、今回が初めてではない。

 今年3月、MLBはタンパリングを厳しく禁止するため、日本のプロ球団を含む他国のプロリーグ(韓国、台湾、メキシコ)のチーム及び選手との関係を解消するよう、全30球団に対して通達した。同時にメジャースカウトも、球場以外の選手との密会を厳しく禁じられた。

 それもこれも他の29球団がドジャースの佐々木に対するタンパリングを疑ったことがきっかけといわれる。つまりドジャースの〝フライング〟のおかげで他のメジャー球団が割を食うことになったのだから、今回のフリードマン編成本部長の秋波を送るに等しい発言にはほとんどの球団が怒り心頭なのだ。当時のドジャースのタンパリング疑惑について、ア・リーグのスカウトがこう説明する。

「1年前の10月、フリードマン編成本部長がお忍びで来日。京セラドームのネット裏からオリックスの山本由伸(26=現ドジャース)のレギュラーシーズン最後の投球をチェックした。その前後のタイミングで、山本ばかりか、佐々木に対しても色目を使ったというのです。ドジャースは佐々木が岩手の大船渡高に在籍していたころから目を付けていて、高3時にはフロント幹部がわざわざ栃木まで足を運んで練習試合を視察したほど。プロ入り後も佐々木の球種ごとのデータを蓄積、メジャー平均と比較するなど詳しく分析している。とはいえ、大谷(30)と山本を獲得しただけでは飽き足らず、佐々木にも露骨に媚びを売るなんて冗談じゃないというのが29球団の本音なのです」

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