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藤川阪神はヘッド&二軍監督の組閣難航で多難すぎる船出…鳥谷敬氏や赤星憲広氏の招聘は絶望的

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 11時32分

藤川阪神はヘッド&二軍監督の組閣難航で多難すぎる船出…鳥谷敬氏や赤星憲広氏の招聘は絶望的

阪神・藤川球児新監督(C)共同通信社

 当初はヘッドコーチを外部招聘し、二軍監督には大物OBを置く構想があったという。

 昨15日、就任会見に臨んだ阪神の藤川球児新監督(44)の組閣である。

 岡田前監督より23歳も若い青年監督は、火の玉ストッパーとして名を馳せた投手出身で、指導者経験はない。「そこで外部から、実務にたけたヘッドコーチの招聘を検討していたそうです」と、コーチ経験者の球団OBが続ける。

「藤川監督はメジャーや独立リーグでもプレーし、2020年限りで現役を引退。その後の評論活動を通じて、外部の血を取り入れることで采配や選手起用などの引き出しを増やそうと考えた。今季まで西武でヘッドコーチを務めた平石洋介氏や、ヤクルトでヘッドの経験がある宮本慎也氏らをリストアップしたものの、実現には至らなかったと聞きました」

 複数のスポーツメディアによると、藤本敦士内野守備走塁コーチ、野村克則二軍バッテリーコーチが異例の「ダブルヘッド格」として、新米監督の右腕となるとか。ヘッドコーチを置かない可能性もあるという。

 二軍監督の人選も難航したともっぱらだ。

 ファーム施設が来季から兵庫・尼崎に移転することもあり、フロント主導でフレッシュな大物OBを選定したという。

「球団はかねて、03年、05年優勝メンバーに指導者としてユニホームを着てもらいたい考えがある。親会社である阪急阪神ホールディングスの意向も加味し、2000安打を達成した名遊撃手の鳥谷敬氏や、『レッドスター』として人気を誇った赤星憲広氏の名前が候補に挙がったそうです。しかし2人は、評論、タレント活動で引っ張りダコ。ユニホームを着るのは時期尚早として、結果的に平田勝男ヘッドコーチの配置転換が濃厚です」(在阪放送関係者)

 平田ヘッドは阪神在籍37年の生き字引的な存在。ただ今回、二軍監督に復帰することになれば実に4度目。人材の乏しさを指摘する声があるのも確かだ。

 そんな中、就任会見に同席した杉山健博オーナーはこう言って、新監督に期待を寄せた。

「投手力を中心にそれなりの戦力はある。まずは選手の力をさらに高め、新しい戦力を見いだしながら、その上で勝てるゲームを確実にものにしていく采配をはじめ、かなりの手腕が必要になりますが、勝てるゲームを確実にものにする手腕を持っているのは藤川さんをおいて他にいません」

 球団トップの高めなハードル設定に、藤川監督は「自分の下す決断には自信を持っている。当然勝ちにいく」と断言。コーチ経験がないことの周囲の声についても「全く僕に関係ないこと」と、どこ吹く風だった。

 15年、投手出身のソフトバンク・工藤公康監督が、指導者経験ゼロから就任1年目に優勝、日本一に導いた前例もある。ちなみにその年はヘッドコーチも不在だった。

 船出から組閣難航の荒波に直面した青年監督は、どんな舵取りを見せるか。

  ◇  ◇  ◇

 一方、退任した岡田前監督は「事実上の解任」だったという。異例のタイミング、手法での退任発表に加え、退任会見すらしないという前代未聞の珍事が起きていた。いったい阪神に何が起きていたのか。なぜ名将はお払い箱になったのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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