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大谷を苦しめる「ダルビッシュの亡霊」…メッツのデータ分析班が配球パクって徹底対策

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月16日 11時32分

大谷を苦しめる「ダルビッシュの亡霊」…メッツのデータ分析班が配球パクって徹底対策

大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

 リーグをまたいで2年連続本塁打王を獲得したドジャース・大谷翔平(30)が一発から遠ざかっている。

 日本時間15日のメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦(ドジャースタジアム)は、相手先発の変則左腕マナエアに2三振を喫するなど、3打数無安打2四球。得点圏では5打数4安打の打率.800、5打点と勝負強さを発揮しているものの、パドレスとの地区シリーズ初戦でポストシーズン第1号を放ったのを最後に6試合連続で一発が出ていないのだ。

 この日はツーシーム、スライダー、スイーパー、チェンジアップと全ての持ち球を駆使した技巧派のマナエアに翻弄された。

 メッツの地元ニューヨークメディアなどによれば、14日の初戦に右中間フェンス直撃のヒットを許すなど2安打されたため、メッツ投手陣は大谷への配球を再度、確認。メ軍のデータ分析班は、地区シリーズ2試合で変化球主体の投球で大谷を6打数無安打3三振と完璧に抑えたパドレスのダルビッシュ有(38)の配球を大いに参考にしたという。

 メッツはデータ収集、分析に力を入れている球団として知られる。メジャーでも有数の資産家であるスティーブ・コーエン・オーナーが2020年にメッツを買収してから、データ分析部門の強化に着手。自身が運営するヘッジファンド「ポイント72アセット・マネジメント」のデータサイエンティストを球団に派遣し、それまで8人だった分析部門を40人近くに増員した。

 データサイエンティストによる分析は多角的だ。対戦相手の戦力分析はもちろん、スカウティングにも生かされ、オフの補強では獲得を狙う選手の力量まではじき出し、独自に選手の値段を算出している。昨オフ、大型補強を見送りながらも、2年ぶりのポストシーズン進出を果たしたのは、分析班による同地区のライバル球団との戦力比較が的確だったからだといわれる。

 3戦目以降のメ軍先発は右腕セベリーノ、左腕キンターナと続く。昨季まで直球主体だったセベリーノは今季、変化球の割合を約65%まで増やし、キンターナはシンカー、カーブ、スライダーと多彩な変化球に定評がある。セベリーノ(11勝7敗)は6年ぶり、キンターナ(10勝10敗)は5年ぶりに2ケタ勝利をマークした。

 大谷は3戦目以降、ダル後遺症に苦しむかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷とダルビッシュの両天才には、「生き方」「考え方」において決定的に異なる点がある。いったいどこがどう違うのか。2人を突き動かす「原動力」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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