“アテンド疑惑”たむらけんじ「日本をどうにかした方がいい」と大げさな松本人志擁護でヤブヘビ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月17日 9時26分
たむらけんじ(C)日刊ゲンダイ
アメリカから一時帰国しているお笑いタレントのたむらけんじ(51)が13日、今年1月から芸能活動を休止しているダウンタウン・松本人志(61)ついて言及してヒンシュクを買っている。
「週刊文春」による性的暴行疑惑報道で、たむらも“アテンド芸人”の一人として扱われた。たむらは1月31日、米国のラジオ番組「たむけんがLAにいるよ~!」で「僕の感覚では合コン。女性と一緒に飲むという感覚」と釈明。今回は「正直、本当にいわれのないこと。僕らのことならなんでもいい。でもあの人のことは100(%)ないので」と言い切り、松本の活動休止について「長すぎる」「これで人の人生変わるとか、仕事がなくなるって、ちょっと日本をどうにかしたほうがいいと思います」と持論を展開した。
この具体的な根拠を伴わないたむらの主張で、《「本当にいわれのないこと」ならば、松本さんがすぐに会見でもなんでもしたらよかったんですよ》《一つ一つのことが潰せないままの中途半端な言い訳で終わってるのが信憑性に欠けてる》と、文藝春秋側との裁判が長期化している松本に再び矛先が向いている。
■コメディアン一人のために国が変わる必要があるのか?
「そもそも裁判に注力するために活動休止を宣言し、急遽レギュラー番組を降板したのは松本さんであって、誰かに強要されたわけではありません。それを、まるで松本さんが休止させられていると取られかねない前提で、言い切ってしまうところにたむらさんの危うさが出ていると思います。裁判が長引き、復帰の目処が立っていない松本さんにとっても、大衆の心証を下げってしまった余計な発言だったといえるでしょう」(ワイドショー関係者)
たむらは「僕たちが大阪でしていた飲み会は性接待、セックス上納システム、こういうのを目的とした飲み会では絶対にないです」「僕たちが女性を物のように扱って上納しているって書かれ方をしている。それは絶対に違う」とも冒頭のラジオ番組で否定していた。
これまでも猛反論し、あくまでいわれのない報道で被害を被っている立場として発言を行っているたむらだが、文藝春秋側は第2回弁論準備手続きにあたって「証拠は20個ほど提出した」と明かしている。たむらも松本を擁護するのであれば、具体的な反論や信用に足る証拠などを出すべきではないか。そうしなれば、世間からの不信感を拭い去ることは困難だろう。
「『100(%)ない』というのが、性的行為の強要の話か性行為そのものなのかということすらはっきりしない言い方が、さらに世間の不信感を招いた印象もあります。また松本さん本人が芸能活動を休止して裁判に注力すると言っているのに、日本という国の特異性にまで結びつけて批判するたむらさんに対し《なぜコメディアン1人のために国が変わる必要があるのか》と突っ込む声も続出していました」(同)
2015年から松本が審査員長を務めていた「キングオブコント」(TBS系)や、チェアマンを務めていた「IPPONグランプリ」(フジテレビ系)は、松本不在でも問題なく番組は続いている。松本復帰を期待する声も薄れつつある今、たむらの主張はヤブヘビ。余計な一言だったようだ。
◇ ◇ ◇
文藝春秋側との和解が決裂した松本人志は【関連記事】のように裁判に注力しようとしている。たむらは先輩の松本を擁護したつもりでも、足を引っ張っただけではないか。
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