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DeNA崖っぷち助っ人が火事場の馬鹿力で巨人相手に6回1安打無失点、クビ回避へ猛アピール【2024年 CSベンチ裏情報】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月17日 11時32分

DeNA崖っぷち助っ人が火事場の馬鹿力で巨人相手に6回1安打無失点、クビ回避へ猛アピール【2024年 CSベンチ裏情報】

好投したケイ(C)日刊ゲンダイ

「自分の投球を貫けた。積極的な自分らしい投球ができた」

 大役を果たした助っ人左腕は、お立ち台でこう言って胸を張った。

 1位巨人とのCSファイナルステージ第1戦。33球を要した初回はボールが荒れまくり、2四球で2死一、二塁のピンチを招いた。が、大城を三ゴロに打ち取りこの回を切り抜けると、二回以降は完全に立ち直り、150キロ超の直球を軸に、6回1安打無失点の好投。三浦監督も「ボールも強かったし、最高の投球をしてくれた」と称えた。

 今回の好投が、来季の契約更新へ追い風になる可能性はある。

 1年契約の年俸80万ドル(約1.2億円)で入団したケイは今季、6勝9敗、防御率3.42と微妙な成績に終わった。53与四球はリーグワーストで、制球を乱して自滅するケースが少なくなかった。

 レギュラーシーズンは、9月19日の巨人戦から3連敗でフィニッシュ。9月26日の巨人戦では2回途中6失点と大炎上し、ベンチで大暴れした。巨人相手に球団別最多の8試合に登板し、1勝5敗、防御率4.64に終わったことも、評価を下げる一因になっている。

「このままだと、自由契約の可能性はある。DeNAの助っ人は、主砲のオースティンを筆頭に、同じ1年契約で、年俸100万ドル(約1.5億円)のジャクソンが8勝7敗、防御率2.90をマーク。阪神とのCSファーストステージ第2戦も6回途中1失点で勝利投手に。在籍2年目の中継ぎ右腕・ウェンデルケンは、外国人枠の兼ね合いで4月中旬から7月末まで二軍暮らしが続いたものの、28試合登板で17ホールドポイント、防御率1.71。しかも球団はこのオフ、中日のキューバ人守護神・マルティネスの獲得に乗り出しているといわれる。崖っぷちに追い込まれたケイは、残留を猛アピールした格好です」(球団OB)

 クビがかかった助っ人はこの時期、アピールに必死だ。ポストシーズンでは、「もう一丁」があるかもしれない。

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