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松本若菜は作り手に重宝される遅咲き女優 主演のポジションでも多彩な役がハマる(高倉文紀/美少女・女優評論家)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月19日 9時26分

松本若菜は作り手に重宝される遅咲き女優 主演のポジションでも多彩な役がハマる(高倉文紀/美少女・女優評論家)

松本若菜(C)日刊ゲンダイ

【2024秋ドラマ 注目美女の素顔と実力】#10

 松本若菜
 「わたしの宝物」(フジテレビ系)

  ◇  ◇  ◇

 10月17日スタートのドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系/毎週木曜22時~)で主演するのは松本若菜。夏ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)に続く、2クール連続の主演となる。

 今回演じる主人公の専業主婦は、夫以外の男性との子どもを夫の子だと偽って育てる“悪女”。「托卵」をテーマに、上戸彩主演の「昼顔」で“昼顔妻”という流行語を生んだ三竿玲子プロデューサーが手がけている。

 これまでにも悪女や復讐する女を怪演してきた松本若菜にとっても挑戦となる難しい役柄だが、公式サイトでのコメントで彼女が「等身大の女性を演じられることに喜びを感じました」と語っているのが、新鮮だった。

 エンターテインメント性を重視したドラマでは、どうしても悪女を過剰に描写する脚本になることも多く、視聴者はそれを面白がって見る傾向がある。しかし、今回彼女が演じるのは、宝物を守るために悪女になるしかなかったのであり、基本的には等身大の女性で、悪女の怖いイメージとは違う、せつない悪女なんだなということに、彼女の言葉から気付かされた。

 松本若菜は1984年2月25日生まれ、鳥取県出身。2007年、「仮面ライダー電王」(テレビ朝日系)で佐藤健の姉役を演じ女優デビュー。2022年に「やんごとなき一族」(フジ系)で注目を集め、同年夏の「復讐の未亡人」(テレビ東京系)でデビュー16年目.38歳にして連ドラ初主演を果たした、遅咲きの美人女優だ。

 GP帯連ドラ初主演となった今夏の「西園寺さんは家事をしない」では、クールな役が多かった従来のイメージとは違う、ポジティブでコミュ力が高い主人公を明るく演じた。撮影現場を明るく盛り上げる存在のようなので、素顔に近い役だったといえる。さらに、秋のドラマではまた違ったタイプの役で、主演女優として演じる役の幅がどんどん広がっている。

「主演女優として」というのがポイントで、既に脇役としては今までも幅広い役を演じてきているが、主演のポジションでも多彩な役がハマるというのが、ドラマや映画の作り手としては非常に重宝する。

 しかも、男女両方を引きつける美貌にも磨きがかかっている。30代後半にブレークして、今年2月に40歳となったが、小池栄子・仲間由紀恵・菅野美穂・米倉涼子(年齢が若い順)らの実力派がいる40代女優シーンのニューカマーとして、ますます期待したい。

 高校生時代に調理師免許を取得して、34歳までアルバイトをしていたカフェでは料理長をしていたという松本若菜だけに、グルメをテーマにした、彼女自身が実際に料理を作る主演ドラマもいつか見てみたい(仮題「料理長探偵・松本若菜」)。

(高倉文紀/美少女・女優評論家)

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