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“ケンちゃんシリーズ”宮脇康之さん「5回死にかけた」現在と「ジャニー喜多川さんの性加害の被害に…」の過去(あの人は今)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月21日 9時26分

「母は14年前に故郷・松山でがんで亡くなり、父はその2、3年後に、風の便りに亡くなった、と。兄は母が亡くなる4、5年前に自殺しました。理由はわかりません」

 なんと……。

「ボクが幼い頃からずっと忙しく、家族だんらんの時間はほとんどありませんでした。だから、ずっと家族に憧れがあったんです。結婚前は大阪や沖縄で、元『チャンバラトリオ』のゆうき哲也さんの付き人や、夜の店の黒服など何十種類もの仕事をし、人にだまされ何億という借金を背負いました。電気もガスも止められ、ろくに食べられない時期もありました。でも、31歳で東京へ戻り、結婚後はだんだん落ち着きました。コロナでダメになりましたが、それまではビジネスがうまくいき、15年前には岡山の三洋金属という廃バッテリーなどのリサイクル・中間処理の会社の取締役に迎えていただきました。各地の実業家とつないだり、自社CMに出演したりして給料をいただいています」

 芸能活動はしていないのだろうか。

「来年、出馬康成という映画監督の作品に出演予定です。出馬監督の2018年公開の『ギフテッド フリムンと乳売り女』に出演したご縁が続いています。あと、来年2月に、愛媛県松山市の劇団の旗揚げ興行出演の話もいただいています。ボクの俳優としての姿を通して、ボクの生きざまを子どもたちに見せてあげたい。2人とも、ほとんど見たことがありませんから」

 さて、東京・赤羽出身の宮脇さんは、2歳のとき劇団「日本児童」に入り、64年、山田洋次監督の映画「運が良けりゃ」でデビュー(公開は66年)。67年に「チャコねえちゃん」(TBS系)がスタートすると弟役の宮脇さんの人気が出て、“ケンちゃんシリーズ”としてその後、10年間、放送が続いた。

「今となっては、楽しい思い出。ケンちゃんの看板があったからこそ、困っているとき、いつも誰かが手を差し伸べてくれて、生きてこられました。良いことも悪いこともたくさん経験し、天国も地獄も見て、他人の2倍生きました(笑)。チャコちゃんを演じた四方晴美チャン? 電話番号が変わってしまって、3年ほど前から連絡がつかなくなってしまいました」

 “ケンちゃんシリーズ”終了後、ジャニーズ事務所に所属し、バンドを組んでいたこともあった。

「ボクもジャニー喜多川さんの性加害にあったひとり。今でも、そのときのことがフラッシュバックすることがありますが、新事務所には誠意ある対応をしていただき、円満に解決しました」

 まさに激動の人生……。

(取材・文=中野裕子)

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