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"ほぼ当確"森下千里氏のグラドルとしての実績は…「元祖・おバカ」にシフトして静かに“引退”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月23日 9時26分

"ほぼ当確"森下千里氏のグラドルとしての実績は…「元祖・おバカ」にシフトして静かに“引退”

森下千里氏(C)日刊ゲンダイ

 衆院選の投開票(27日)まであと5日。かつてほどタレント候補が乱立しなくなったとはいえ、今回も元レースクイーンでグラビアアイドルの森下千里氏(43)が自民党から出馬し、その動向に注目が集まっている。比例代表東北ブロックの単独2位で当選が確実視されているからだ。新人候補で、ここまでの厚遇を受けているのは森下候補だけ。元グラドルとして、これほどまで丁重に扱われるような“実績”があったのか?

「選挙対策委員長になった小泉進次郎氏の『女性候補をとにかく増やせ』という指示で、全国で女性の擁立が検討されたといいます。ただ、解散も選挙も急だったため、準備が足りなかった。そうなると過去に選挙経験がある人物など、どうしても候補が限られてしまいます。『女性議員を増やすために比例を活用』という小泉氏の戦略もあり、森下氏に白羽の矢が立ったのでしょう」(全国紙政治記者)

■グラドルで一世風靡するも徐々にB級タレントの扱いに…

 森下候補は20歳だった2001年ごろからレースクイーンとして人気が出始め、その年の「レースクイーンオブザイヤー」を受賞。グラビアアイドルとしても活躍するようになる。

「いわゆる"巨乳"ではありませんでしたが、均整の取れたスタイルで、グラビア特有のポーズや半開きの口の表情がすごくセクシーで、一世風靡をした言っても良いくらいの人気を博しました。バラエティ番組に進出後は、いわゆる"天然"ボケ発言のタレントとして元祖"おバカキャラ"的な立ち位置でした。テレ朝系『ロンドンハーツ』の人気企画『格付けししあう女たち』の常連でB級タレント的な扱いを受けていた時期もありましたが、2015年を最後にテレビからパッタリ姿を消しました」(グラビア編集者)

 その後、小説家としてデビューした時期もあったが、21年の衆院選で突然、宮城5区から立候補して落選。森下候補は政治家を志した理由について、11年の東日本大震災でボラティアとして活動するために私財を投げうって東京から石巻市に移住する知人の姿を見て、「私も行動できる人間になりたい」と思ったことがきっかけだったと語っていた。

「意気込みは素晴らしいですが、前回の落選理由の一つに勉強不足があったと言えます。あれから3年経ち、彼女がどこまで勉強し直し、有権者の心を響かせることができるのか…」(前出の政治記者)

 "引退"から9年も経っている上、「元グラドル」の肩書きが一人歩きしている感が否めない森下候補。参議院議員の今井絵理子氏(41)と比べる向きもあるが、タレントとしては今井氏の方が明らかに上。政治家としての実績が不倫騒動くらいしかない今井氏との差を縮めるには、政界入りしてからが勝負になりそうだ。

   ◇  ◇  ◇

 グラドル時代から追いかけ続けてきた日刊ゲンダイには森下千里氏の写真がたくさん。【独自写真】でグラドルから“きれいなお姉さん”風に変化を遂げる森下氏の変遷をお楽しみください。

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