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西武が来季のコーチ陣を発表!「名伯楽」田辺徳雄元監督の現場復帰が“最大の補強”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月23日 11時37分

西武が来季のコーチ陣を発表!「名伯楽」田辺徳雄元監督の現場復帰が“最大の補強”

田辺徳雄元監督(C)日刊ゲンダイ

 地味でも効果はデカい。

 今季、断トツ最下位に終わった西武が昨22日、来季の組閣を発表。すでに決まっていた鳥越ヘッドコーチに加え、この日は元巨人でDeNAで二軍監督を経験した仁志野手チーフ兼打撃コーチ、オリックス・ロッテ・ヤクルトの3球団を渡り歩いた大引内野守備走塁コーチなどが新たに就任した。

 話題性や指導力が期待できる顔ぶれだが、チーム内外で「実は今回の組閣の目玉」と言われているのが、現場復帰した西武在籍通算38年の田辺徳雄三軍野手コーチ(58)だろう。

 一軍打撃コーチだった2014年、途中休養した伊原監督の代行として指揮を取り、その年のオフ、正式に一軍監督に就任。代行時代を含め、5位、4位、4位と3年連続Bクラス。16年限りで退任したが……。

 球団OBが言う。

「伊原さんの尻ぬぐいのような形で監督になりましたからね。田辺さんはもともと育成畑の人。02年から12年までは、二軍一筋で打撃や守備などを担当した。2000本安打を達成した栗山、強打の遊撃手として活躍した中島(前中日)など、全国的には無名だった彼らの才能に惚れこみ、寸暇を惜しんでとことん鍛え上げた。『おかわりくん』こと中村や浅村(現楽天)、森(現オリックス)も、田辺さんなしでは語れない。指導の特徴はとにかく親身になること。頭ごなしにあれはダメ、これもダメとは言わない。服装や髪の色も特に気に留めない。だから、現代っ子も素直に従うのでしょう」

 そんな名伯楽だが、球団には便利屋扱いされてきた。監督退任後、球団本部チームアドバイザーに就任したものの、すぐに韓国ハンファにコーチとして派遣。その後も三軍コーチや特命コーチなど役職がコロコロ変わり、今季はプロ担当スカウトだった。

 西武は同日、フロントの人事異動も合わせて発表。退団した渡辺GM兼監督代行の右腕だった広池球団副本部長兼編成統括が球団本部長に昇格し、飯田常務球団本部長兼編成統括は、常務として留任。秋元スカウト・育成統括ディレクターが球団副本部長となるが、フロントの顔ぶれは今年までとほぼ同じ。

「今季最下位の責任を取ったのは、渡辺GMだけということです。これでは今後も補強などは期待できず、自前で選手を育てるしかない。特に今季は若手野手の大半が一軍半~二軍レベルと、育成不足を露呈したのでなおさら。田辺さんの手腕が、これまで以上に重要になってくる」

 と、前出のOBは言うのだが……。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、開幕からほどなくして休養に追い込まれた松井監督は、もともと渡辺GM兼監督代行との間に「亀裂」が生じていたという。いったいどういうことか。突然の休養の裏で本当は何が起きていたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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