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藤川阪神はヘッド不在で岡田前監督ばりの「トップダウン型」か…就任直後に4時間コーチ会議

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月23日 11時38分

藤川阪神はヘッド不在で岡田前監督ばりの「トップダウン型」か…就任直後に4時間コーチ会議

藤川監督(C)共同通信社

 21日、藤川球児新監督(44)を迎えた阪神の来季コーチ人事が発表された。

 人選が難航したヘッドコーチは置かず、藤本敦士一軍内野守備走塁担当が総合コーチに昇格。前オリックスの小谷野栄一一軍打撃チーフコーチら5人が新たに入閣した。

 一軍ヘッドから配置転換された平田勝男二軍監督は通算4度目の就任。前任の岡田彰布監督時代からの一軍留任組は藤本総合、安藤優也投手チーフ、筒井壮外野守備兼走塁チーフの3人のみ。比較的、フレッシュな人選となった。

 在阪の放送関係者が言う。

「小谷野コーチは藤川監督と同い年で現役時代から親交がある。同じくオリックスから加入した梵英心二軍打撃コーチも同級生。片山大樹ブルペンコーチ兼ブルペン捕手は藤川監督の現役時代にブルペンの“女房役”だった。藤川監督に指導者経験がなく、ヘッドコーチも置かないことを不安視する声はチーム内外から噴出していますが、自身の野球観を知る人物を多く招聘することでこれを補うつもり。そこで重要になるのが留任組の存在です。試合では作戦や選手起用などの判断が遅れるケースもあるでしょう。実務経験が豊富な藤本、安藤両コーチにこれをカバーしてもらいたい。しかも、筒井コーチも含め、岡田前監督に鍛えられたクチですからね。その経験も買ったのではないか」

 藤本総合コーチは三塁ベースコーチを務めた今季、本塁突入の判断を巡って岡田前監督から何度も名指しでヤリ玉に挙げられた。安藤投手チーフコーチも投手起用について「出し惜しみして負けるのが一番悔いが残る」と叱責されている。

「一塁コーチだった筒井コーチも、『サイン出しとるんやから走れ言うてるのに、なんでスタート切れんのや』などとプレッシャーをかけられた。今季のチーム盗塁数は昨季の79から41に激減。監督と選手との板挟みにあったのは確かです」(前出の関係者)

 コーチ経験のある球団OBは「『球児の考え』を忠実に遂行できるコーチを集めた印象です」とこう続ける。

「就任直後のコーチミーティングは実に4時間に及んだ。球児はコーチ陣に自身の考えを徹底的に浸透させたいのです。岡田前監督は選手起用、作戦などすべてを仕切るトップダウン型の指揮官でしたが、今回のコーチ陣はそうした手法に応えられる面々が揃っている。各部門のチーフコーチが球児と密に連携を取り合い、前任者同様、強力なリーダーシップを発揮するつもりではないか」

 背番号は現役時代と同じ22に決定。番号にちなんでか、昨22日は秋季練習でユニホーム姿をお披露目した。来季の阪神も監督が前面に立つ形になりそうな雲行きだ。

  ◇  ◇  ◇

 それにしても、藤川監督の就任会見を見て、「ベラベラと明朗快活に話す一方、肝心の中身は意味不明」と感じた向きも少なくない。これについて「仕方のない面もある」とは、虎党で文芸表現学の専門家。いったいどういうことか。その「特殊事情」とは。

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