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FA目玉3選手、決断の行方…阪神・大山悠輔、ソフトB甲斐拓也、DeNA佐野恵太の去就は三者三様か

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月25日 9時26分

FA目玉3選手、決断の行方…阪神・大山悠輔、ソフトB甲斐拓也、DeNA佐野恵太の去就は三者三様か

阪神・大山悠輔(C)日刊ゲンダイ

阪神 大山悠輔(29歳/内野手) 岡田監督の退任が追い風に

 巨人が獲得調査を進めているという。

 今季、国内FA権を取得した大山はかねて、権利行使がウワサされていた。球団との下交渉は難航し、本人も関東の茨城出身で在京志向があるといわれていた。

 なかでも巨人は、大山と同じ一、三塁を守る岡本和真が近い将来、ポスティングによるメジャー挑戦を視野に入れており、「ポスト岡本」として虎の主砲に関心を持っているとされた。

「ここにきて残留の可能性が浮上しています」とは、セ球団の編成担当。

「大山には、前任の岡田監督との関係を危惧する声がありました。今季は打撃不振で二軍に落とされたうえ、走塁ミスを巡って『笑われるで』とコキおろされたこともある。その岡田監督は2年契約が満了して今季限りで退任。藤川新監督が早速、慰留に努めているそうですから」

 阪神にとって巨人は永遠のライバル。大山を奪われようものなら、ファンの猛反発は必至だ。球団も必死で引き留める方針という。

ソフトバンク 甲斐拓也(31歳/捕手)実は心に秘めた在京志向

 大山と同じく、巨人が獲得調査を進めている。

 激務のポジションながら8年連続で100試合以上に出場したタフネスぶりはもちろん、17年から22年まで6年連続ゴールデングラブ賞を受賞。侍ジャパンの常連で、2ケタ本塁打を4度記録するなど、小力もある。

 常勝チームで不動の正捕手として活躍する一方、昨オフの契約更改では球団の複数年契約の提示を断り、現状維持の2.1億円でサイン。今オフの権利行使を視野に入れている。

「条件面でソフトバンクにかなう球団はないでしょうけど……」と、前出の編成担当がこう続ける。

「育成から這い上がり、向上心の塊で上昇志向が強く、在京志向があるとも聞いています。同じ育成からメジャーへ羽ばたいた同級生・千賀滉大(メッツ)の存在も刺激になっている。正捕手不在の巨人なら、十分にレギュラーを張れる。移籍の条件は整っているとみています」

 来季からは東京がホームになりそうな雲行きだ。

DeNA 佐野恵太(29歳/外野手)「3年10億円」筒香との兼ね合い

 CSファイナルステージで巨人を撃破し、日本シリーズ進出に貢献した。打率.328で首位打者を獲得した20年から3年連続で打率3割をマーク。20年、22年には20本塁打をクリアしている。

 昨オフの契約更改では、球団の複数年契約の提示を断り、1500万円減の1.55億円でサイン。悔しさをにじませた。

「球団がどこまで好条件を提示できるかでしょう。かつて、選手の平均年俸(選手会所属選手)は12球団中断然の最下位だったが、24年度は全体6位の4456万円。さらに今季途中に筒香と3年最大10億円規模の大型契約を結んだ。3年契約最終年の大砲・オースティンも年俸4億3500万円。来季契約は球団オプションで、さらに高額になるかもしれない。DeNAは年俸総額に一定の上限を設けているといわれる。佐野は3年6億円以上の攻防になりそうですが、FA宣言すれば条件はハネ上がる。予断を許しません」(球団OB)

 その佐野を巡っては、西武など複数球団が獲得調査を進めているという。

  ◇  ◇  ◇

「複数球団」の中にはまさかの広島が入っているという。同球団がFAに参戦するのは異例中の異例だ。いったいどういうことか。いま、広島で何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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