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心身の健康を害する「VDT症候群」から子供を守りたい…スマホやパソコンが要因に

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月25日 9時26分

■急性の「斜視」も増加中

 近年、VDT症候群と同様に問題視されているのが、片側の目が内側に寄る「急性内斜視」の増加だ。

 通常、目は近くの物を見ようとすると、目を内側に向ける内直筋が収縮して“寄り目”になり、遠くを見る際には眼球を外側に引っ張る外直筋を収縮させて焦点を調節している。

 しかし、至近距離でスマホやタブレットの画面を凝視し続けると、内直筋が収縮し続けて眼球が正常な位置に戻らなくなり、左右一方の目が内側に寄った状態で固定されてしまう。

「両目の視線が一致しなくなると、モノが二重に見える複視や、立体感や遠近感がつかみにくくなります。するとピントを合わせようとまばたきの回数が多くなったり、球技や平均台が不得手になるといった兆候が見られるケースも少なくありません」

 急性内斜視は、画面を見る時間をそれまでの半分に減らすと、3カ月程度で徐々に改善するといわれている。複視が強い場合には、目に入る光を屈折させて複視を矯正する「プリズム眼鏡」を着用するが、それでも治らない場合には内直筋の位置を移動させる手術が検討されるという。

 子供の場合、目に何かの異常や違和感があっても、それをうまく伝えられないケースもある。子供の目を守るためにも、親は子供の様子をよく確認し、不調があれば眼科を受診することだ。

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