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清原ジュニア失意のドラフト指名漏れで描く「米独立リーグ→プロ野球」の青写真

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月25日 11時42分

清原ジュニア失意のドラフト指名漏れで描く「米独立リーグ→プロ野球」の青写真

慶大・清原正吾(C)日刊ゲンダイ

 結局、その名がドラフト会場にコールされることはなかった。

 育成でもOKと言われたにもかかわらず、慶大の4番・清原正吾は指名漏れ。西武、巨人などで歴代5位の525本塁打を放った清原和博氏の長男のプロ入りは、当初から「育成での指名もあるかどうか。可能性は低い」(在京球団スカウト)とシビアに見られていた。

「正吾は父の事件の影響で一度は野球から離れ、慶応中ではバレーボール部、慶応高ではアメリカンフットボール部に所属した。慶大で小学生以来となる野球を再開し、6年のブランクがありながら4番を打つまでになったのは大したものだが、4年間のリーグ戦通算成績は29試合で打率.226、2本塁打、11打点。本人がプロ志望届を出した際、ドラフト直前の秋の六大学リーグ戦で結果を残せば、もしかしたら……と言っていたスカウトもいたが、結局、秋もリーグ戦初本塁打を含む2発を放ったものの、11試合で打率.200、4打点とアピールできなかった(24日現在)。身長186センチ、体重90キロの潜在能力、伸びしろに期待値はあっても、現時点では走・攻・守のどれを取ってもドラフト指名のレベルに至っていないのが正直なところ。事実、ドラフト会議前日の23日の段階になっても、調査書を出したNPB球団はひとつもなかったと聞いている」(前出の在京球団スカウト)

 今回のドラフトでは指名漏れの憂き目にあったが、清原にはこんなプランがあるという。

「米国留学です。向こうの独立リーグで野球を続け、日本のプロ野球入りの夢を追いながら、語学を学ぶ。プロの道が開けなくても、米国生活の経験は人生のプラスになると、周囲に熱っぽく語っています」(大学野球関係者)

 米独立リーグから日本のプロ野球に逆輸入、という道もなくはない。

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