《西武》1位で怒涛の遊撃手「指名三連発」は“ポスト源田”の枯渇招いた投手重視ドラフトのツケの証し【2024年ドラフト全内幕】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月25日 15時42分
西武・西口文也監督(C)日刊ゲンダイ
ある意味、一貫性はあった。
1位で怒涛の遊撃手3連発となったのが今季最下位の西武だ。
5球団が競合した宗山をクジで外すと、外れ1位で指名した石塚も巨人に持っていかれ、外れの外れで斎藤を指名した。
西武の遊撃には31歳の源田がいるが、「20年の1人の逸材」と言われる宗山を熱望し、その後も遊撃手の指名にこだわったのはナゼか。
球団OBは「ポスト源田の指名にこだわった」とこう続ける。
「1位から5位まですべて投手を指名した昨年が顕著だったように、西武は近年、ドラフトでは投手を重視してきた。それが功を奏して投手陣は整備されたが、あおりを食ったのがここ10年のドラフトで1位指名は2人だけにとどまった野手です。源田は31歳。これから下り坂を迎えるにもかかわらず、後継者となる遊撃手が決定的に不足している。苦肉の策です。西武には中島が米国に移籍直後の2013年から源田が加入した17年まで、正遊撃手がおらず、日替わりでやりくりしていたトラウマがある。早急に源田の後釜作りに手をつけなくてはいけませんからね」
打撃面での評価も高い即戦力候補の宗山を獲得できていればまだしも、1位指名した斎藤は高校生。守備の評価は高いが、いかんせん育成には時間がかかる。まだまだ源田には遊撃で頑張ってもらうしかないが、果たして間に合うのか。
◇ ◇ ◇
ところで、西武といえば開幕からほどなくして休養に追い込まれた松井監督は、もともと渡辺GM兼監督代行との間に「亀裂」が生じていたという。いったいどういうことか。突然の休養の裏で本当は何が起きていたのか。
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そのほか、関連記事には巨人、阪神、中日、楽天のそれぞれの【ドラフト全内幕】をピックアップ。プロ野球ファンは必読だ。
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